「この子、なにもの?」突如現れた不思議少女 シンガー・ソングライター、Maica_nってなにもの?
Spotify「Early Noise」に2年連続で選出――「この子、なにもの?」
そんなMaica_nがシーンに登場したのは2019年。初の全国流通盤となるミニアルバム『秘密』を6月に発表すると、これまでにあいみょんやOfficial 髭男dismをはじめとするさまざまなアーティストをいち早くピックアップし、シーンの中心に送り込んできたSpotifyの「Early Noise」に選出。それとほぼ時を同じくして、茨城・VOICEで行われた「水戸復活祭」に出演し、『秘密』に収録されているシュレルズの「Baby It’s You」のカバーでCharと共演。そこでのパフォーマンスも話題をさらった。
さらに、今年1月にも「Early Noise 2020」に選出。世界で2億4800万人以上のユーザーが利用している音楽ストリーミングサービスであるSpotifyから「今年、飛躍が期待される注目の新進気鋭・国内アーティスト10組」としてピックアップされたことからも彼女への期待の大きさを窺い知ることができるだろう。
彼女の選出したスポティファイジャパンのHead of Content・芦澤紀子氏は以下のように彼女の歌声との出会いを振り返りつつ、その理由を語ってくれた。
「『秘密』という楽曲が昨年Spotifyに到着した時に、情報が何もなかったにもかかわらず、いや何もなかったからこそ「Maica_nって何者?」と社内が大いにざわざわしました。あどけない中性的なルックスと印象的な声、かと思えば往年の洋楽のエッセンスを散りばめたような大人びた年齢不詳なサウンド。この絶妙なアンバランスの妙が魅力のアーティストで、Early Noise 2020に選出させていただきました」
世界的な音楽ストリーミングサービスからの後押しも得たMaica_n。当然、国内はもとより世界へと羽ばたいていくことも大いに期待される。芦澤氏も指摘しているように、彼女が幼少期から蓄えてきた「洋楽のエッセンス」と「年齢不詳なサウンド」という点は、国籍を問わず支持を集めていく要因にもなっていくだろう。