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  • 日向坂46、THE RAMPAGEら手がける作曲家・7th Avenue「バンドサウンドをルーツに、ライブ映えを意識」

日向坂46、THE RAMPAGEら手がける作曲家・7th Avenue「バンドサウンドをルーツに、ライブ映えを意識」

  • 「グラミー賞を取るのが夢ではなく目標」(Akiyama氏)

    「グラミー賞を取るのが夢ではなく目標」(Akiyama氏)

Nakagawa曲のアイデアって言葉で伝えづらいじゃないですか。だけどあの頃に築かれた共通言語があるので、僕がふわっとしたことを言ってもAkiyamaはきちんと汲んでくれるんです。また7th Avenueとして目指しているものもお互いの中で明確にある。だから職業作家ユニットとして成立しているのかなと思いますね。

──お2人の目標というと?
Nakagawa僕はニューヨーク出身なんですが、ゆくゆくは海外のアーティストにも楽曲提供をしていきたいですね。実は今年春にスウェーデンで行われたコライト・セッションに参加してきたんです。スウェーデンに興味を持ったきっかけはマックス・マーティンというヒットメーカーなんですが、彼に限らず世界のチャートを席巻しているスウェーデン人クリエイターはとても多い。そうしたグローバルの感性を吸収するためにも、スウェーデン人とセッションをしたいと常々いろんなところにお声がけしていて、今年ようやくそのチャンスをいただいたんです。

──近年はJ−POPでもスウェーデン人作曲家が関わったヒット曲が増えていますね。
Nakagawaまさに、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEさんの「BREAKING THE ICE」を共作したErik Lidbomもスウェーデン人作曲家です。今のJ−POPは海外のトレンドを時差なく取り入れているなと思います。ただJ−POPには日本人の感性に刺さる歌謡曲的な要素が必ず含まれていて、そこがグローバルヒットとの違いなのかなと。

Akiyamaその点ではアメリカでリアルタイムな洋楽に触れてきた後にJ−POPを掘り下げてきたNakagawaと、日本でJ−POPを聴いて育ち、ある程度大人になってから洋楽に影響を受けた僕というバランス感が7th Avenueの強みだと思っています。
Nakagawaただ海外のアーティストに提供するとしたら、J−POPとは異なる発想の曲作りになるだろうなと思っていて。その意味でもスウェーデンのコライト・セッションへの参加はとても有意義でした。
Akiyamaそして将来的に、グラミー賞を取るのが夢ではなく目標です。これを言うと笑われるけど、僕らは大真面目です。
Nakagawaでも職業作家になったばかりの頃も、「オリコン1位を取る」と言ったら笑われていましたからね。だから目標というのは、現時点の力量よりもずっと高く設定して追いかけ続けたほうがいいというのが、僕らの共通認識なんです。
文/児玉澄子
プロフィール
Norio Nakagawa氏(左)とYuki Akiyama氏(右)によるプロデュースユニット、7th Avenue。ジャンルを問わず、幅広いサウンドが特徴だが、バンド活動の経験からライブで歌い演奏することを意識した楽曲制作を行う。

提供元: コンフィデンス

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