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映画人・斎藤工としての立ち位置 適材で関わることが大切「仕上がり至上主義でいたい」

リメイクではなく、今の時代をどう捉えるかというアプローチ

――白石監督はどんな反応だったのでしょうか?
斎藤工和田版へのリスペクトをお持ちだったので最初は「難しい」とおっしゃっていました。ただ一方で、なにがなんでもリスペクトすればいいというわけでもないことは、共通意識としてありました。それは時代が証明しています。また、傑作のリメイクは、総じて良い結果が出ていないことが多い。新たに意味を見出すのは勇気がいる。でも、『麻雀放浪記』という題材は正面切って戦う相手ではない、という見方もできる。紆余曲折がありながら、引き受けていただけることになりました。

――では、リメイクではなく、新たな『麻雀放浪記』という意味合いが強い?
斎藤工和田版をリスペクトしすぎてなぞってしまうと、これまでのリメイク作品と同様に、不時着の歴史を繰り返してしまう。いまもし阿佐田哲也さんが生きていたら、世の中の動きをどう捉えて、どういうことを描きたいか。そういうアプローチ方法がいいと思いました。
――斎藤さんは映画監督もされていますが、ご自身で撮ろうとは思わなかったのですか?
斎藤工そんな勇気はなかったです(笑)。考えただけでも恐ろしい。そもそも自分が出演する考えもなかったくらいですから。

――企画者という意識だけだったのですか?
斎藤工そうです。原作を本当の意味で尊重し、現代に伝えるのを見届ける役割としての製作応援です。正直、ここまで中心に近いところで、深く身を置くとは思ってもいませんでした。ただ、俯瞰で見たとき、白石監督と僕が死ぬ気で向かっていったら、説明できないなにかが起こるかもしれないという期待もありました。

提供元: コンフィデンス

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