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『はじこい』深田恭子、上品さのある破壊力と存在感

TBS火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』1月29日放送 第3話より(C)TBS

TBS火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』1月29日放送 第3話より(C)TBS

 恋愛ドラマのヒットが続くTBS火曜ドラマで“この冬一番のラブストーリー”と銘打つ『初めて恋をした日に読む話』。深田恭子が扮する主人公にアプローチする3人のイケメンを演じるのは、話題も実力も十分な俳優陣。有賀聡プロデューサーにキャスティングのこだわりや見どころを聞いた。

1週間を明るく前向きにする作品を届けたい

 近年、ヒット作が相次ぐTBS系火曜ドラマ枠。今期スタートしたのは、受験、就職、恋と何もかもうまくいかなかったアラサー女子の前にタイプの異なる3人の男性が現れたことから、人生のリベンジとも言える奮闘が始まるラブコメディ。有賀氏は同枠で渡辺直美主演の『カンナさーん!』(17年)などを手がけており、火曜ドラマには「残りの1週間を明るく前向きにするような作品を届けたい」というこだわりがある。そんな有賀氏は今作で主演を務める深田恭子をこう語る。

「深田さんは可愛らしさと上品さを失わずに、コメディで破壊力を発揮できる稀有な女優です。そして何よりブレない芯の強さがある。人生をしくじっていても明るくて前向きな順子を画面の真ん中で演じる深田さんが、本作の支柱となってくれています」

 主演とともに今作の重要なカギになるのが、順子に思いを寄せる男性3人のキャラクターだ。そのキャスティングには、有賀氏の思い入れが込められている。まず、順子のいとこでエリート商社マンの八雲雅志を演じるのは、大河ドラマ『いだてん』にも出演中の永山絢斗。

「永山さんとはWOWOWの連続ドラマW『モザイクジャパン』(14年)でご一緒して以来ですが、彼にはすごくコメディセンスがあるんです。ことさらに笑わせようとしなくても、表情や間でおかしみを醸し出すのがとても巧み。エリート商社マンということで、スーツが似合う鍛えた体も決め手でした」

 また、順子の同級生で、現在は高校教師。大人の男の魅力を放つ山下一真には、昨年の朝ドラ『半分、青い。』で知名度と人気を格段にアップさせた中村倫也が演じる。

「中村さんの実力は前々から業界では知られていて、僕も舞台を観て感嘆したことがあります。彼だったら、いろいろ経験しているからこその男の色気をサラリと表現してもらえるだろうと、昨年のわりと早い段階にオファーしていました。朝ドラの放送後だったらスケジュールが埋まっていたかもしれないと思うと、よいタイミングでお話ができました」

 そして、順子が勤める塾の生徒で髪をピンクに染めた高校生・由利匡平役には、ゴールデンドラマの初レギュラーで次世代ブレイクの呼び名も高い横浜流星が抜擢された。

「匡平役はオーディションだったのですが、横浜くんは満場一致でした。キャラクターのハマり具合はもちろん、台本の読解力が際立っていて、実際に現場が始まってからも大人の共演者に混じって遜色ない芝居をしてくれています。何より彼はとても真面目でがんばり屋。経験の浅い新人が長丁場のゴールデンのドラマを乗り切れるかどうかの判断として、真面目さはけっこう重視しています」

提供元: コンフィデンス

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