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ORICON NEWS
色白美女が13年で激変、50代でバッキバキの肉体を手に入れた女性「違う自分が見たかった」
――「筋トレなし!筋トレあり!」のメッセージとともに投稿された写真が大きな反響を呼んでいます。
「もともと新潟出身で、色は白かったんです。今では筋トレをバリバリやっているマッチョなイメージなので、白から黒への“ビフォーアフター”を対比したらおもしろいかなと思って投稿しました(笑)。白い方は、45歳頃にお友達と韓国旅行に行った時に、スタジオで撮った写真です。コメントやDMで『私は色白が好き』『やっぱり黒い方が!』といろいろな反響もいただいて、嬉しかったですね」
「全然なかったですね。もともと運動は好きで、スポーツインストラクターとして働いていた時期もありましたが、出産してからは2人の息子の子育てに手いっぱいで、全く運動しなくなっていました。そんな中、長男がボディビルを始めて。大学までサッカーをやっていたんですが、ケガが多くて筋トレせざるを得なかったんですよね。そこで筋トレに目覚めて、そのうちボディビルを始めたんです。始めてわりとすぐ大会に出てそこそこの成績を収めたら、筋トレ歴20年以上の夫がライバル意識に火がついてしまって(笑)。同じ階級で舞台に立つことになったんです」
――親子対決に!?
「そうなんです。毎回互角に競っている感じで、当時は私も応援に行っていました。でも、減量の食事管理も大変だったし、2人が減量中でイライラしてぶつかり合ってるのを見るのも嫌で。でもある時、応援に行った大会で、女性ボディビルダーのフリーポーズを見たんです。肉体美を表現する様が本当に美しくて、私もやってみたいと思ったのが最初です」
――突然、心を奪われてしまった?
「とにかく衝撃的でした。一瞬で魅了されましたね。それが2015年、50歳を迎える年でした。子育てもひと段落して50歳になるけど趣味もないし、これといって自分が持っているものもない。何かひとつ誇れるものが欲しいと思って、夫に話したんです。違う自分が見たかった。そしたら、『じゃあ、俺が肉体改造してやる!』って(笑)」
――筋トレ歴20年のご主人がコーチに。心強いですね。
「それが、周りも引くほどかなりのスパルタで、星飛雄馬並みの(笑)。でもやるだけのことは全部やろうと思って必死でしたね。そのうちに、“腹筋ってこんな感じなんだ”とか、自分の体を見るのがだんだんおもしろくなってきて。トレーニングは大変でしたけど、苦しみよりも変化する喜びの方が大きかったですね。積み重ねでできあがっていくので、お金では買えないじゃないですか。それも尊く感じました」
――そして4ヵ月後、「フィジーク」の女性大会で見事、優勝を。
「すごく嬉しかったですね。ただ、心身ともにあまりに辛かったので、それ以降は主人にコーチを頼んでいません(笑)」
――美意識、美の基準はどのように変化しましたか? もともとは青いドレスが映える透き通るような色白肌の持ち主でした。
「そうですね。昔は肌が白いことをホメられるのがうれしかったですけど、今はちょっと色が薄くなってくると『白くなってきちゃった!焼かなきゃ!』って思います(笑)」
「今でも色白美人も素敵だな、とは思います。ただ、今の私が目指す“美しい身体”は、フリーポーズで人々を魅了できる筋肉のある身体。黒い肌の方が筋肉の陰影がはっきり見えて、美しいんです。だから、黒くいたい」
――もともとが色白だから焼けにくかったのでは…
「痛かったですね〜。大会にでるために初めて日焼けサロンで肌を焼いた時はシャワーが当たるのも痛くて、お風呂はとても入れない(笑)」
――どんな苦痛を伴っても、理想の身体を追求したかった、と。洋服の好みやスタイルにも変化はありますか?
「体が絞れてくると、半袖よりノースリーブがいいなと思ったりはします。今はパーソナルトレーナーとしてジムで教えていますが、私の生徒さんも、最初はフレアスカートだった方が、おなかを出したりどんどん露出が増えてくる感じはあります。脂肪がそぎ落とされると自信がついて、つい見せたくなってくるんですよね(笑)」