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ORICON NEWS
「発達障害」の壮絶すぎる思春期、学校で浮きまくり摂食障害、希死念慮まで…「1日1日生きるのがやっと」
まわりと自分との“違い”に苦しんだ小学校高学年
春野あめさん小学校高学年の頃はとにかく友達が欲しかったのですが、できなかったのが辛かったですね。自分中心に物事を考えがちだったり、周りの女の子に比べて、言動が幼すぎたりしたからかもしれません。まわりと自分の“違い”みたいなものに、なんとなく気づいてしまった時期でした。
――中学生になった時はいかがでしたか?
春野あめさん中学生になると、部活に入ったことで連帯責任の事柄が多く、私一人成績が悪かったり、時間を守れなかったり、話を聞けていなくて勝手な行動をとってしまったりすることがありました。そのせいで、みんなに悪影響がいくことが多々あり、それがとても申し訳なく、どんどん自信をなくしていった時期でした。
――特性を持っているかいないかに関わらず、思春期や反抗期は家族、友達関係で様々なトラブルが起こってくるかと思います。春野さんはどう過ごされていましたか?
春野あめさん反抗期は一般的に中学生のうちに落ち着くイメージだと思うんですが、私の場合、高校にあがっても落ち着くことはなくて、学校では先生に悪態をついたり集団行動を拒否したりして、中学生の頃よりも浮いた存在だったかもしれません。そして、この頃から自虐行為が始まり、ふさぎこんでいきました。小学生の頃から希死念慮があったし、「あの頃は」というより、小学校から中学校、高校まで通して、辛かったように思います。
先にお話しした通り、私は思春期のようなものがかなり長く、さらに言動が攻撃的になってしまったせいで、周りとの衝突も多く、一人で過ごすことが多かった思春期でした。そしてほとんどの時期は摂食障害を発症したことで頭の中が食べ物のことでいっぱいで、1日1日生きるのがやっとだった記憶があります。

Profile 春野あめ
発達障害当事者の視点で、特性によるやらかし体験談や、その時の思考回路などを漫画で投稿している
●X @ameharuno(外部サイト)