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【インタビュー】舘ひろし×玉木宏、『ゴールデンカムイ』「日本映画もここまで来た」
舘ひろし「意外と僕、漫画向きなんじゃない」
舘玉木くんが建物の2階にいて、僕が建物外にいて、目があって、少し見つめ合って、僕はそのまま立ち去っていくだけだったので、一緒に芝居をしたという感じでもなかったんですけどね。
玉木そうですね、相まみえるという感じではなかったのですけど、撮影現場でご一緒できて、とてもうれしかったです。じつは、初めてお会いしたのは20年ほど前、八王子の乗馬クラブだったんです。
舘2000年に石原プロで「21世紀の石原裕次郎を探せ!」というオーディションをやって、新人を獲った後に、いろいろ習い事をさせていたんですが、その中に乗馬もあったんですね。ついでに自分もちゃんと乗れるようになろうと思ってね、週1ぐらいで通っていた時期があったんです。馬に乗れる人が見ると、馬に乗り慣れている人とそうでない人との差がはっきりわかる。だから、乗馬には自信があるんですよ。ただ、劇中のこういうの(馬が前足を上げてそり曲がった状態)はできません。あの場面は完全にCGです(笑)。
玉木あれは、誰にもできない(笑)。
舘そのほかのアクションシーンもうまく撮っていただいて(笑)。久保監督とアクション監督(下村勇二)に感謝しています。
舘意外と僕、漫画向きなんじゃないですか?
玉木普段から凛とされているので、舘さんの存在感そのものが、『ハガレン』(アメストリス大統領キング・ブラッドレイ役)にも、今回の土方歳三にももってこいだったんだと思いますね。こうなりたい、って、現場をご一緒させてもらった者はみんな思います。
玉木そうですね。やはり原作へのリスペクトを込めて、原作ファンの皆さんにも満足していただける作品にしたい、と思って臨みます。そういう意味では『ゴールデンカムイ』はおそらく満足していただけるのではないか、と。