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【インタビュー】舘ひろし×玉木宏、『ゴールデンカムイ』「日本映画もここまで来た」

舘ひろし「意外と僕、漫画向きなんじゃない」

――お二人の共演シーンもありますね。

玉木くんが建物の2階にいて、僕が建物外にいて、目があって、少し見つめ合って、僕はそのまま立ち去っていくだけだったので、一緒に芝居をしたという感じでもなかったんですけどね。

玉木そうですね、相まみえるという感じではなかったのですけど、撮影現場でご一緒できて、とてもうれしかったです。じつは、初めてお会いしたのは20年ほど前、八王子の乗馬クラブだったんです。

2000年に石原プロで「21世紀の石原裕次郎を探せ!」というオーディションをやって、新人を獲った後に、いろいろ習い事をさせていたんですが、その中に乗馬もあったんですね。ついでに自分もちゃんと乗れるようになろうと思ってね、週1ぐらいで通っていた時期があったんです。馬に乗れる人が見ると、馬に乗り慣れている人とそうでない人との差がはっきりわかる。だから、乗馬には自信があるんですよ。ただ、劇中のこういうの(馬が前足を上げてそり曲がった状態)はできません。あの場面は完全にCGです(笑)。

玉木あれは、誰にもできない(笑)。

そのほかのアクションシーンもうまく撮っていただいて(笑)。久保監督とアクション監督(下村勇二)に感謝しています。
――舘さんは、1976年に映画『暴力教室』で俳優デビューして、ドラマ『西部警察』や『あぶない刑事』シリーズの印象が強いものの、近年は出世コースから外れそのまま定年を迎えていく“情けない男”に挑戦した映画『終わった人』(18年)で「第42回モントリオール世界映画祭 最優秀男優賞」、「第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞」を受賞。人気漫画を実写映画化した『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(22年)への出演も話題になりました。

意外と僕、漫画向きなんじゃないですか?

玉木普段から凛とされているので、舘さんの存在感そのものが、『ハガレン』(アメストリス大統領キング・ブラッドレイ役)にも、今回の土方歳三にももってこいだったんだと思いますね。こうなりたい、って、現場をご一緒させてもらった者はみんな思います。
――玉木さんも『のだめカンタービレ』シリーズなど、漫画原作の作品にたびたび出演されていますね。昨年公開された映画『キングダム 運命の炎』、『沈黙の艦隊』も漫画原作でした。

玉木そうですね。やはり原作へのリスペクトを込めて、原作ファンの皆さんにも満足していただける作品にしたい、と思って臨みます。そういう意味では『ゴールデンカムイ』はおそらく満足していただけるのではないか、と。

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