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  アロンアルフア公式YouTube（toagoseiaronalpha）より

　瞬間接着剤が指についた際、トイレットペーパーやティッシュで拭くと、化学反応で発熱するため、実はとても危険な行為だ。それにより、指に火傷を負った事例がXでシェアされると、「知らなかった」「煙が出たことがある」などと、大きな反響が寄せられた。瞬間接着剤『アロンアルフア』を製造する東亞合成に、正しい対処法を聞いた。

無理にはがそうとすると、煙が上がることも…　化学反応で発熱する瞬間接着剤

　開発段階でも、少し垂れると手がくっついてしまったり、白衣や容器が固まってしまうなど、様々な苦労があるという『アロンアルフア』。瞬間接着剤は便利な強力さゆえに、使用には注意も必要だ。指や衣服にくっついてしまった場合は、焦ってはがそうとしたり、ティッシュで拭き取ろうとするのは厳禁だ。

「指についた場合、まずは慌てず、無理に引っ張ったり、はがそうとしたりしないでください。皮膚を傷めてしまいます。40℃くらいのお湯につけて、もむようにしてゆっくりはがすのが効果的です。洋服に垂れてしまったら脱いだ方がいいですが、皮膚がくっついている心配があれば、大量の水をかけて、まずふやかすことが先決です」

　また、専用リムーバーの『アロンアルフア はがし隊』を使うとスピーディーだが、手元にない時は、除光液ではがすこともできるという。瞬間接着剤は、ティッシュやトイレットペーパー、軍手などの染み込みやすい素材と合わさると勢いよく化学反応を起こしてしまい、発熱する。無理にこすると、煙が上がることもある。カッターナイフなども、皮膚を傷つける危険性が高いため、ぬるま湯でゆっくりふやかすのが安全だ。

「そのままにしておいても、汗や新陳代謝によって2〜3日で自然に取れます。『アロンアルフア』は、有機溶剤を含まない、毒性が低い接着剤なのでご安心ください。くっつくのが心配な方は、あらかじめ指にハンドクリームを塗っておくと、つきにくくなります」