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『ザ・グローリー』で大ブレイク!イム・ジヨンの魅力を堪能できる韓国ドラマ3選【ハングクTIMES Vol.101】

ハングクTIMES
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 ドラマ『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』での共演をきっかけに大ブレイクを果たした俳優、イム・ジヨン。その高い演技力だけにとどまらず、本作で共演したイケメン俳優イ・ドヒョンとの熱愛報道も飛び交い、一躍時の人に。今回は『ザ・グローリー』をみて彼女が気になってきたという方に向けて、彼女の代表的な出演作『情愛中毒』『上流社会』『吹けよ、ミプン』をピックアップ。ストーリーや見どころを合わせて紹介します。

イム・ジヨンってどんな人?

 1990年生まれ。韓国芸術総合学校(大学)時代に短編映画や舞台で経験を積み、本格的なデビュー作となったのは2014年に公開された映画『情愛中毒(韓国語タイトル:人間中毒)』。しかも、ヒロインに大抜擢されることに。当時は、韓国のトップ俳優のひとりであるソン・スンホとの過激なベッドシーンが話題になり、イム・ジヨンは有名俳優の仲間入りを果たしました。

その後『上流社会』(2015)、『テバク〜運命の瞬間〜』(2016)、『ペーパーハウスコリア:統一通貨を奪えパート2』(2022)といった作品に出演し、演技賞を受賞しながら着実にキャリアを築いてきた彼女。
そして『ザ・グローリー』(2022、2023)で演じた悪女・ヨンジン役で再びブレイク。韓国では「ヨジナ(韓国で「ヨンジン」という名前を親しみを込めて言う呼び名)」自体が流行語になったり、彼女が着用した衣装が売り切れになったり、国内外から広告のオファーが殺到することに。

また、韓国のゴールデングローブ賞とも言われる「百想芸術大賞」では、この作品で助演賞(女性)部門でノミネートされていて、国内外で「イム・ジヨンが受賞するのではないか」と期待が高まっています。

映画『情愛中毒』(2014)

【ストーリー】
ときはベトナム戦争末期の1969年。軍人としてエリートの道を突き進むキム・ジンピョン大佐(ソン・スンホン)と、その部下ウジンの妻チョン・ガフン(イム・ジヨン)の禁じられたラブストーリーを描いた本作。
一目出逢った瞬間から強烈にガフンに惹かれていくジンピョン。一方、ガフンは支配的な夫に愛はなくジンピョンの一途な想いに徐々に心を動かされていく。二人の禁断の恋は、やがて予想だにしない結末を迎える。

【見どころ】
イム・ジヨンを世に知らしめた作品であり、なんといっても大胆なベッドシーンは、公開前から話題を集めました。印象が強烈なのでどうしてもそこにフォーカスされがちですが、実はそれだけにとどまらないのが本作。
観終わったあとには「死ぬほど人を愛してしまうとこうなってしまうのか、もし2人が出逢うタイミングが違っていたのなら…」と、切なさがこみあげてきます。韓国の口コミでは「最後のシーンで号泣した」という声も。

この作品では「ザ・グローリー」のときとは対極的で、儚げで美しく謎めいたイム・ジヨンの魅力を堪能できます。きっとこんなにも違う人に見えるのかと驚くはず。妖艶で神秘的なムードがとっても印象的で、いつしかその魅力に吸い込まれてしまうから不思議です。

また、イム・ジヨンはこのベッドシーンの待ち時間が長くて寝てしまったという逸話の持ち主。大俳優を相手する強烈なシーンを前に寝てしまうなんてかわいい、というか肝が据わってますよね。
▼配信情報
映画『情愛中毒』U-NEXTで配信中

ドラマ『上流社会』(2015)

【ストーリー】
テジンパシフィックグループ財閥の娘チャン・ユナ(ユイ)は、実母からは嫌われ、世間からは財閥の娘としてしか見られない居場所のない生活、経営をめぐる親族同士の争いにうんざりしていた。
ある日、独立を考えアルバイトをはじめる。そこで、自分の育ってきた環境を知らないジイ(イム・ジヨン)と親友に。また、ジイが片想いするバイト先の上司のジュンギ(ソンジュン)は、ユナに想いを寄せていて…。

【見どころ】
財閥の娘ユナ(ユイ)とチャンス(パク・ヒョンシク)、平凡な家庭に生まれたジュンギ(ソンジュン)とジイ(イム・ジヨン)…。階級の違う4人の男女が織りなすラブストーリーは、ただのラブストーリーにとどまらず。
「育った環境が違うそれぞれの視点から見るお金の価値、愛・友情の意味とは?」と考えさせられる作品です。それぞれの立場でしかわからない痛みや苦しみ、葛藤がしっかりと描かれていて、誰が見ても共感できるポイントがあるはず。
また、イム・ジヨンが演じる一般家庭で育ったジイに恋人ができるのですが、このカップルがかわいすぎると話題にもなりました。韓国の口コミでは「このカップルを見るのが楽しみだった」「このカップルが本当にかわいい」という声も。2人のやりとりにキュンが止まらないはず。切ない結末にもご注目を。
▼配信情報
ドラマ『上流社会』U-NEXTで配信中

ドラマ『吹けよ、ミプン』(2016)

【ストーリー】
北朝鮮から命からがら韓国に逃げてきたスンヒ(イム・ジヨン)は、ミプンと改名し、母ヨンエ(イ・イルファ)と亡くなった兄の息子のユソン(ホン・ドンヨン)とつつましい生活をスタートさせようとしていた。
しかしその矢先、詐欺に合い全財産を失ってしまう。助けを求めて弁護士事務所へ駆け込むことになるが、そこには幼いころに出逢い惹かれ合っていたジャンゴ(ソン・ホジュン)がいた。そのころ、資産1,000億ウォンを持つ大富豪のキム・ドクチョンは北に残してきた家族を探していた。その孫娘こそミプンなのだが…。

【見どころ】
最高視聴率は26.6%と驚異的な人気ぶりを記録した本作。53話と長編のドラマですが、次が気になってどんどん観れてしまいます。
脱北者ということから周囲から冷たく虐げられてしまうミプンと家族。韓国で生きているという祖父が実は大富豪で自身は令嬢であることを知らず、逆にそれに気づいた欲深い人たちの巧みな手によってどん底にまで追いやられていくのですが、これがまた「それはないよ〜」と声に出てしまうほど。救われそうでなかなかうまくいかないもどかしさといったらありません。(これがハマってしまう理由なのかもしれませんが)

それでも幸せをつかんでいこうと奮闘する姿には全力で応援したくなり、ミプンへの愛を貫くジャンゴの存在に助けられます。
また、なんといってもミプンを演じるイム・ジヨンの演技は、演技とは思えないほど素晴らしくてこのドラマにぐっと惹きこまれてしまうのです。最後はハッピーエンディングとなるのか、ぜひチェックしてみてください。
▼配信情報
ドラマ『吹けよ、ミプン』U-NEXTで配信中

イム・ジヨンの魅力にどっぷりハマってみて

『ザ・グローリー』の悪女役からは想像できないようなキャラクターの異なる3作品を紹介しました。逆に言えば、今までとは全く違うキャラクターを『ザ・グローリー』で演じたわけで、作品によってイメージをがらりと変えられる彼女の演技力の高さに感動します。

今年はキム・テヒとの共演で話題のドラマ『庭のある家』(6月放送予定)、ウェブトゥーン原作の『国民死刑投票』の2作品に出演予定。今後も彼女の活躍から目が離せそうにありません。
ライタープロフィール
二俣愛子(ふたまた・あいこ)
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。オンラインのジュエリーセレクトショップも運営【@owol__official】。

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