ハングクTIMES
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旧作でありながらも、Netflixで連日TOP10入りを果たしている『昼と夜』。主演を務めるのは、『ストーブリーグ』、『わずか1000ウォンの弁護士』など、毎回ヒットを飛ばし、信頼性の高い繊細な表現力で、“ゴッドナムグン・ミン”と呼ばれる俳優ナムグン・ミン。本記事では、圧倒的な演技力で劇を導き、「主演ドラマにハズレなし」と、本国のドラママニアたちから絶大な信頼を得ている彼の、おすすめ主演作3作をご紹介します！

変幻自在なナムグン・ミンの演技に魅せられる！『わずか1000ウォンの弁護士』

大旋風を巻き起こした『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』や、『なぜオ・スジェなのか』など、リーガルドラマが続々ヒットした2022年。そんな中登場した本作は、視聴者から彼への厚い信頼で、初回からなんと視聴率は8.2％、3話では、なんと12.9％と絶好調！期待を裏切らない面白さで、「ナムグン・ミン主演ドラマにハズレなし」を、改めて実感する一作です。

【あらすじ】
わずか1000ウォン(日本円で約100円)しか報酬金を受け取らない実力抜群なヘンテコ弁護士、チョン・ジフン。高額な法律相談料を負担できない一般人のために法廷で戦う彼は、まさに頼もしい正義の味方。とある裁判で、彼は法曹界ロイヤルファミリー出身の司法官試補ペク・マリを相手にあっさり勝訴するが、スペック高し、プライド高しの彼女は「まさか自分が負けるなど」とショックを受ける。予測不能のチョン・ジフンに苦手意識を持つペク・マリだが、今度は急に法律事務所代表の祖父に「チョン・ジフンの元で2ヶ月修行してこい!」と言われ、インターンとしてチョン・ジフンの事務所に入ることに…。

【見どころ】
本作は、報酬金わずか1000ウォン札1枚という激安価格、実力は最高クラスというコスパ最強の弁護士チョン・ジフンが、依頼人たちの最も心強い味方になり、繰り広げる痛快リーガルドラマ。ジフンの元を訪ねてくるのは、弁護士費用が払えなかったり、他の弁護士に断られてしまった崖っぷちの依頼人たち。彼だけのユニークな方法で、お金にならない訴訟や勝算のない事件でも、華麗に解決していきます。

普段はふざけてヘラヘラしているのに、決めるところは決めるという、ナムグン・ミン演じるジフンのギャップにキュンとしてしまいます。そして時に見せる、人情味あふれる温かい笑顔は反則なんです…！（破壊力抜群）

視線を奪われる華やかなファッション、奇抜な行動で、一見おちゃらけているように見える明るいジフンですが、コミカルな姿から一転、7、8話では、過去の検事時代の壮絶なエピソードが描かれ、なぜ彼が優秀な検事から「1000ウォンの弁護士」になったのかが明らかになります。

言葉にならない悲しみとジフンの内面を、涙ひとつで完璧に表現する彼の表情演技に心が震えてしまいます。1つの作品で、コロコロと表情を変える、変幻自在な彼の演技に魅せられるおすすめの一作です。

▼配信情報
ディズニープラス「スター」で日本独占配信中

ナムグン・ミン主演作で絶対に外せない！孤高のヒーローの改革に痺れる！『ストーブリーグ』

ナムグン・ミン主演作で絶対に外せないのが本作！「スポーツドラマはヒットしない」という概念を打ち破り、第1話で5.5％だった視聴率は見る見るうちに上昇し、最終話では19.1％を記録。『愛の不時着』、『キングダム2』など並み居る競合を抑え、2020年「百想芸術大賞」で「作品賞」を受賞した隠れた名作です。「スポーツドラマはちょっと…」という人も、「野球に興味なくて…」という人も、きっと胸が熱くなってしまうこと間違いなしの超推しの一作です。

【あらすじ】
万年最下位のプロ野球チーム“ドリームズ”は、またしても最下位でシーズンを終える。そんな中、責任を取って辞任したゼネラルマネージャーの代わりに新たに就任したのは、野球未経験で知識もない異色の経歴を持つペク・スンス（ナムグン・ミン）だった。早速チームの改革に乗り出したスンスはスター選手をトレードに出すと言いだす。それを聞いた運営チーム長のイ・セヨン（パク・ウンビン）をはじめフロントスタッフは猛反発するが、チームの強化に成果を見せるスンスを次第に信頼しはじめる。しかし、新たなる問題が発生。親会社の常務クォン・ギョンミン（オ・ジョンセ）は、赤字続きのチームを解散させようと企んでいて…。

【見どころ】
「ストーブリーグ」とは、プロスポーツ選手の契約更改や移籍の動きなど、表には見えてこないオフシーズンの話題のこと。選手やプレイ中心の「スポ根ドラマ」と思われがちの本作ですが、落ちこぼれ野球球団の運営チーム、分析チームといった“裏方スタッフ”たちの奮闘を描いた「組織改革物語」なんです。

これまで数多くのスポーツチームを優勝に導いてきた“優勝請負人”のナムグン・ミン演じるペク・スンスが、選手やフロント陣と対立しながらも型破りな改革を進めていくのですが、そこには給料交渉、経費の削減、上層部からの圧など、組織に属する人なら思わず共感してしまう“あるある”な問題が山積みなんです。

選手やフロント陣と対立しながらも、腐った組織にメスを入れ、型破りな改革を進めていくナムグン・ミン演じる孤高のヒーローの姿に、スカッとして共感して、数々の名言に熱いものが込み上げ、心震えてしまう胸熱な一作です。

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なんと言っても本作の魅力はナムグン・ミンなしでは語れません。冷静で論理的に淡々と改革を進めながらも、時に熱い情熱と愛情をちらっとのぞかせるという人間味滲み出るペク・スンス団長の姿には惚れずにはいられません…！普段基本的にポーカーフェイスで感情を表さない彼が、球団のためにブチギレて声を荒げるシーンや、号泣するシーンでは、彼の抜群の表現力に痺れてしまいます。

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ちなみに筆者は、本作でナムグン・ミン様に無事沼入りし、続いて観た2019年のヒット作『ドクター・プリズナー』で、沼底に沈められました（笑）。今回は紹介していませんが、『ドクター・プリズナー』では、血まみれで狂気の表情を浮かべた、色気爆発のスーツ＆白衣ナムグン・ミンを拝めるのでこちらもおすすめです！

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“デレる”貴重なナムグン・ミンを拝める！『恋のトリセツ〜フンナムとジョンウムの恋愛日誌〜』

刑事、弁護士、企業改革人…もちろんめちゃくちゃかっこいいのですが、たまには「恋愛に“デレる”ナムグン・ミンが観たい…！」という人（経験談）に、おすすめしたいのが『恋のトリセツ〜フンナムとジョンウムの恋愛日誌〜』。個人的には、『昼と夜』や、『ストーブリーグ』などの渋めのナムグン・ミンを観た後に本作を観て、ギャップに痺れるコースを超絶おすすめします！

【あらすじ】
空港で泣きわめくジョンウム（ファン・ジョンウム）を見かけたフンナム（ナムグン・ミン）。飛込み選手だったジョンウムは、大会を投げ出して、フラれた恋人を引き止めにきていたのだった。それから5年後、ジョンウムは彼氏に裏切られたトラウマから水恐怖症になり、飛込み選手の道を諦めて結婚相談所で働いていた。

一方、トイギャラリーの経営者であるフンナムは、恋愛コラムを書き“恋愛の神様”と呼ばれていた。ジョンウムは結婚相談所の成婚率を上げるため、フンナムに協力を求める。お騒がせなジョンウムを毛嫌いするフンナムだったが、実は2人には自身も知らない幼い頃からの不思議な縁があったのだった。そんな中、ジョンウムの幼なじみのジュンス（チェ・テジュン）はフンナムとジョンウムが次第に親密になっていくのを見て複雑な気持ちになる。

【見どころ】
本作は、愛を拒否する非恋愛主義者で、“恋愛の神様”と謳われるコラムニストフンナムと、愛を夢見るも現実の前に恋愛放記者になったジョンウムが、結婚相談所のカップル成立のために共に奔走するうちに惹かれあっていくコミックロマンス。

感情に振り回されないよう、人と適切な距離を維持しようとしてきたフンナムが、自分の魅力が通じない唯一の女性ジョンウムに調子を狂わされて、今まで知らなかった愛の喜怒哀楽を感じるようになっていくーという、ベタベタなラブコメなんですが、とにかくそれだけで16話爆走してしまうほど、恋するナムグン・ミン（フンナム）の破壊力が半端ないんです…！

恋愛マニュアルが全く通じず、クールな彼が次第にデレデレになっていく、という王道のツンデレナムグン・ミンを存分に味わえるのはもちろん、好きな女性にだけ見せる激甘な姿がもう至高すぎて…！

たまにヒロインに甘えるような表情を見せる時があって、「ナムグン・ミン様そんな感じもいけるのですか…!?」と、他の出演作とのギャップに溺れたオタクがここにいます(笑)。幼少期に負った心の傷のせいで誰にも心を開かなかった彼が、ジョンウムによって包み込まれ、溶かされていくさまに、母性本能をくすぐられること間違いなしです…！

▼配信情報
Netflix、Disney＋、U-NEXT、dTV、Huluなどで定額見放題配信中

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ライタープロフィール
Dramawriter Nana
韓国ドラマをこよなく愛するドラマライター。
WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事執筆中。Twitterでは推しドラマ愛を暑苦しく配信中。
マニアックで隠れた名作なら任せて下さい。
Twitter：https://twitter.com/Nana_writer76