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映画『太陽とボレロ』水谷豊監督×町田啓太インタビュー

 エンターテインメントの最前線に長年立ち続けてきた水谷豊が生み出す映画最新作『太陽とボレロ』(6月3日公開)。監督作品第3弾となる本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に音楽を愛する普通の人々の人間模様を洒脱(しゃだつ)に描いたエンターテインメント作品。水谷監督とアマチュア交響楽団のトランペット奏者・田ノ浦圭介役で出演する町田啓太に話を聞いた。

監督の笑い声が聞こえてくると安心します

――圭介は、中古車販売店で働きながら交響楽団にも所属し、少しすれたような発言をしながらも、音楽とひたむきに向き合う姿がなんとも憎めないチャーミングなキャラクターですね。起用理由は?

水谷30歳前後の俳優さんの映像資料をたくさん拝見して、迷いなく圭介役は町田さんにお願いしたい、と思いました。今、おっしゃってくださった通り、圭介は憎めないチャーミングなキャラクターにしたかったので、町田さんなら必ずそれができる、そういうセンスを持ち合わせていると感じました。

町田ありがとうございます。めちゃくちゃうれしいです。

水谷実際、撮影現場でいろいろ演じていただきましたが、思った以上でしたね。

町田ありがとうございます。水谷さんにそう言っていただけると、もっと頑張るぞ、と気合が入ります。僕もいつか、何かの形でご一緒できたらと思っていたので、本当にうれしいですね。こうして一緒にインタビューさせてもらうこともうれしいです。
――水谷監督の演出は?

町田現場で、監督からこうしたら面白いんじゃない、というアイデアをいただくことが何度もあって、自分は真面目に考えすぎていたというか、ちょっと凝り固まった考え方になっていたと気付かされることが多々ありましたし、もっとチャーミングに、コミカルにできるところをたくさん見つけられたはずなのに、それができなかった悔しさを感じることもありました。

 石丸幹二さんと檀れいさんの後をこっそり付いていくシーンで、ただ気づかれないようにそっと歩いても成立しますが、毛ばたきを手に持って、抜き足差し足忍び足をちょっとリズミカルにやってみたり。上司にお説教されてる時の聞いてるようで聞いてない感じの出し方だったり。現場でこれちょっとやってみようか、というノリでいろいろチャレンジさせてもらえたのはありがたかったです。それを見て周りの共演者の方たちが笑ってくれるとどんどん面白くなっていって、圭介というキャラクターをすごく豊かにすることができたと思います。

水谷僕も町田さんを見ているうちにどんどんいろんなアイデアが湧いてきたんですね。彼の持ってる何かがあるんですよ。現場で圭介をどんどん面白くしてくれました。僕の笑い声が入ってしまってNG、リテイクになったこともあって、役者さんには申し訳ないことをしましたね(笑)。

町田でも、現場で監督の笑い声が聞こえてくると安心します。いまので良かったんだ、って。できればもっと笑ってほしい、と思っていたくらいです。正解が何かなんてわからないし、やってみて、監督に「それは違う」と言われたらやめればいいだけ。他の現場でも、もっと頭を柔らかくして、いろいろやってみようと思いました。
――演奏シーンもすごく迫力があって印象的でしたが、実際にトランペットの演奏に挑戦していかがでしたか?

町田これは本当に試練でしたね。簡単に吹けるようになるものでもないですし、でもこの物語と音楽の素晴らしさを観客に伝えるには、リアルに演奏することにこだわりたいという監督の気持ちもわかる。なんだかんだ言って音楽が大好きで、トランペットを演奏するのが大好きな圭介の気持ちを自分のものにするためにも練習を頑張りました。演奏指導の先生には本当にお世話になりました。演奏シーンの撮影はすごく気持ちも入って、楽しかったです。

水谷ある意味ラッキーだったのは、コロナ禍の影響で、撮影が1年延びたんです。その分、練習できて良かったんじゃないかと思います。僕自身、指揮者の藤堂役で出演もしているので、指揮の練習をしていたのでそう思いました。
出演:檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア
田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次
六平直政、山中崇史、河相我聞、原田龍二、檀ふみ
水谷豊

監督・脚本:水谷豊 
制作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
配給:東映

(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会
公式HP:sun-bolero.jp  

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