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未来に語り継ぎたい90年代海外ドラマランキング、TOP10発表

 ORICON NEWSでは、You Tubeの公式チャンネルにて『未来に語り継ぎたい90年代海外ドラマランキングTOP10』を発表。オリコン・モニターリサーチ会員の中から30代〜60代を対象にアンケート(インタネット調査)を実施。2895人の回答を集計した結果、『X-ファイル』を挙げた人が最も多く1位、それもダントツだった。

 You Tubeで公開中の動画には、プレゼンターとしておかずクラブのゆいP、俳優の大野拓朗(リモート)、90年代海外ドラマにも精通する映画ライターのよしひろまさみち氏が出演。90年代にNHKで大量に放送していた子ども向け海外ドラマを見ていたと言うゆいP。大野がニューヨーク留学中に語学学校の先生などから聞いた“米国のドラマ事情”などを披露しつつ、よしひろ氏がランクインしたドラマについて、丁寧に解説する。放送当時の盛り上がりや、主人公を含む主要メンバーがシーズンの途中で降板してしまうこともざらにある“海外ドラマあるある”エピソードなども紹介。このランキングをきっかけに、懐かしくも色あせない、90年代海外ドラマの魅力を再発見してほしい。

1位:X-ファイル (1993〜2002年)

『X-ファイル』(1993-2002)写真:Mark Seliger/FOX/ロイター/アフロ

『X-ファイル』(1993-2002)写真:Mark Seliger/FOX/ロイター/アフロ

 1993 年から2002年にかけてシーズン9まで放送され、2016、18年にも続編が制作され、全11シーズン。劇場版も2作品公開された。アメリカ連邦捜査局に極秘に保管されているX-ファイルと呼ばれる未解決事件ファイル。ダナ・スカリー捜査官はFBIのとある弱小セクション、X-ファイル課に転属を命じられる。そこで彼女が出会ったのは優秀だが、オカルトに入れ込んでいるフォックス・モルダー捜査官だった。

 二人は反発しあいつつも協力して、UFOなど科学では説明の付かない数々の超常現象的な難事件解決に奮闘していく。モルダー捜査官は、幼い頃に妹サマンサを宇宙人に誘拐されており、「妹探し」がシリーズ全体を通してのテーマとなっているが、基本的には、毎回ひとつの事件に取り組むという1話完結型の展開で進む。地上波放送時の日本版の主題歌は、B'zの「LOVE PHANTOM」だった。
 「子供の頃は怖くて直視出来ないことも少なくありませんでしたが、小学校でも大人気でした。X-ファイルを観れたらカッコいい!みたいな位置付けで、ある意味憧れの作品でした。今となってはありきたりなミステリーかも知れませんが、ミステリードラマの金字塔と言っても過言ではないと思います」(大阪府、30代、女性)

 「まだ科学的に証明されていない謎が多かった時代、人間の想像力が豊かだった時代の産物だと思うので、『あるわけない』を楽しんで欲しい」(千葉県、40代、女性)

 「地上波のテレビでゴールデンタイムにこれを放送していたということを知らないと思うのでそこらへんは語り継ぎたいなと思います」(埼玉県、40代、男性)

 「モルダーやスカリーの不屈の精神を見習いたい。不思議なことがいろいろある世界も受け入れたい」(大阪府、60代、女性)

 「今放送されるドラマの原型がたくさんあり、見ていて飽きない」(東京都、60代、男性)

2位:ER緊急救命室 (1994〜2009年)

『ER 緊急救命室』(1994-2009)写真:Sven Arnstein/NBC/ロイター/アフロ

『ER 緊急救命室』(1994-2009)写真:Sven Arnstein/NBC/ロイター/アフロ

 1994年に放送スタート。シカゴのカウンティ総合病院を舞台に、臨場感あふれる医療現場とそこで働く医師や看護婦たちの公私にわたる生活や人間関係をリアルに描いて多くのファンを獲得。15年ものロングランヒットを記録した。日本では、NHKで1996年4月からシーズン15までの全シリーズを放送。
 「救急医療現場の緊迫感・臨場感にリアリティがあった。その一方で、現場や家族の人間関係もこまやかに描かれていて見どころ満点のドラマ。毎週次回の放送を楽しみにしていた」(広島県、60代、女性)

 「医療現場の再現が凄くて驚いたこととキャストが成長していく様が、時に共感し時に一緒に泣けるドラマだった。このドラマから有名になったジョージ・クルーニーや『トップガン』のアンソニー・エドワーズなどの演技も秀逸。生放送まであったことに今も驚きを隠せない名作です」(鳥取、50代、女性)

 「日本の多くの医療ドラマに影響を与えた名作。リアルさは他の追随を許さなかった」(京都府、50代、男性)

 「このドラマでERの存在を知りましたし、緊張感が凄かった」(福岡県、40代、男性)

 「死生観、人生観、宗教、民族、人種差別、階級、日本とは違う多様性とか歴史とかドラマを通じて考えさせられる事が多かった」(神奈川県、50代、女性)

 「医者だって悩む 恋する 失敗する。それぞれをリアルに表現している。」(福岡県、60代、女性)
【調査概要】
集計期間:2022年5月2日(月)〜5月9日(月)
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員30代〜60代)
サンプル数:回答者全体2895名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ


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