情熱的で激しい文鳥たち…魅力は「喜怒哀楽がわかりやすいところ」

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  オラオラっぷりがすごい！白文鳥のテリちゃん（左）、桜文鳥のブンちゃん（右）

「何ジロジロ見てんだよ！」、「なんか文句あんのかよ！」…そんな罵声が聞こえてきそうな2羽の文鳥のGIF動画は、たかはらさん（@ppp_tk_）がTwitterに投稿したもの。画面に向かってくちばしを大きく開く姿に、「めっちゃオラついてるwww」、「おうおうおうおう！と言ってますね」など多くの反響が集まった。

　仲がよさそうな白文鳥のテリちゃん（左）で、桜文鳥のブンちゃん（右）。撮影時の状況は、たかはらさんが別の文鳥を撮影しているところを見たテリちゃんとブンちゃんが、ムカついて迫って来ているところだという。比較的珍しい光景らしく、「桜文鳥が「ギャロロ」と怒ることはよくあるのですが、白文鳥が桜文鳥の前に出て来てまで怒り狂うのは、換羽期などのイライラしている時期が多いです」と教えてくれた。

　文鳥たちの性格は、わがままだったり、怒りっぽかったり、大人しかったりと、それぞれまったく違うという。たかはらさんに、改めて文鳥の魅力を聞いてみた。

「嫉妬深いところと、喜怒哀楽がわかりやすいところかなと私は思います。放鳥中にスマホを持っていたり、ほかの文鳥を手に乗せていたりすると、それを見た文鳥が『ケロケロ』と言いながら寄って来るので、『その手は私のなのに!!』って嫉妬しているんだろうなぁ、わかりやすいなぁ、可愛いなぁと思わずニコニコしてしまいます」

ゲームプレイする手から“撫で”を得る姿に「賢い」「可愛い」と大反響

　ゲーム機を操作する手のなかで、うっとりとした表情を見せているのは、白文鳥のスティーブンちゃん。画像を投稿した飼い主のスカウター（＠scauter_）さんによると、これはボタンを押す動きを利用して“撫で”を得ているところだそう。それを見た人からは、「可愛いすぎる」「賢い」など多くのコメントが届いた。

　スティーブンちゃんは日頃から、放鳥中に遊び疲れると、ゲームプレイ中の手の周りをウロウロして入りたそうにするのだという。この画像は、ルームシェアしている友人の手元を、スカウターさんが撮影したものだ。

「寒い日だったので、手で握られて、ぬくぬくとしています。飼い主としては、ここまで入り込んでくるとゲームどころではなく、ボタンを押すふりをして撫でている状況です。撫でる動作を休むと噛んでくるので、特に意味もなくボタンを押して、“撫で”を搾取されています」（スカウターさん）

　時には、パンを食べる手の間にまで潜り込むことも。そんな賢い様子に、「またそんな隙間にねじ込んできおって…可愛いなと思うと同時に、運動エネルギーから利を取り出していると感心します」とスカウターさん。飼育当初は、「とにかく小さすぎるし儚すぎて怖かった」というが、次第に気持ちは変化していった。

「文鳥は、基本的に嫌なものにはビシバシ攻撃をするし、驚けば安全地帯まで勝手に逃げるし、しっかり主張できる生き物です。そういう正直で凶暴な生き物が、部屋のどこにも飛んで行かず、勝手に手の中でスヤスヤ寝ているのを見て、『私の手でいいなら、まあいつまでもいなさいよ』と思うようになりました」

　今では、一緒に暮らすことで幸せを感じるようになった。

「人間が、水浴び後の文鳥の匂いを嗅いでうっとりしたり、落ちた羽根を集めたりするように、文鳥も枕元で昼寝中の仲間に入る隙をうかがったり、ゲーム中に“撫で”を得たり、この生活にはお互い得るものがあります。可愛かったり温もりを感じたり、いい匂いがしたりするのも魅力ですが、お互いの楽しみがかみ合っている時が一番楽しいです。今後とも末永く、お互い観察し合いながら、愉快にやっていきたいです」