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第14回 好きな司会者ランキング

第14回 好きな司会者ランキング

 テレビ番組に欠かせない“司会者”の存在。生活様式が激変したコロナ禍における番組進行は、司会者の力量が改めて試されることも。そんな中でもMC陣は、バラエティーや報道、情報系と様々な分野で趣向を凝らし、私たちへ番組を届けてくれる。ORICON NEWSでは恒例の『第14回好きな司会者ランキング』を発表。1位は【マツコ・デラックス】となり、今回で3連覇となった。

安定の博識ぶりで全世代が支持 優しさと毒舌のバランスの妙

  • マツコ・デラックスが3連覇を達成(C)ORICON NewS inc.

    マツコ・デラックスが3連覇を達成(C)ORICON NewS inc.

 今回で3連覇、通算4回目の1位となった【マツコ・デラックス】。10〜50代、すべての世代で1位を獲得し、圧倒的人気を見せつけた。

 マツコの博識ぶりが際立った『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)もコロナ禍のロケができない状況から昨年終了。しかし、それでも明石家さんまとタッグを組んだ『週刊さんまとマツコ』(TBS系)が始まるなどMCやレギュラー番組7本を抱える安定感を見せている。

 首位をキープしている大半の理由は豊富な知識。加えて、相手が素人であっても、柔軟な対応ができることが司会者としての素養があると評価されている。そんなマツコを「自分の知らないジャンルのことにも理解を示してくれるから」(福岡県/10代・女性)、「どんな相手でも柔軟に対応してトークを広げられる懐の広さを持っているので」(大阪府/50代・男性)と老若男女が絶賛。

 さらに「一般人へのツッコミにも愛を感じる。優しさと毒舌のバランスがちょうど良く、安心して見てられるから」(埼玉県/20代・女性)と、従来通りの切れ味鋭い物言いや博識はもちろんだが、最近の流れとして相手が一般人であっても寄り添うような自然体の優しさの方に比重が掛かってきている点も評価につながっているといえる。

 昨年放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)では「どのタイミングで私は身を引こうかなってずっと考えてる」と葛藤していることも告白していたが、今回の3連覇は視聴者からの「まだまだずっとマツコを見たい」というエールそのものと言えるだろう。

 10年以上バラエティー番組の一線で活躍し、『マツコの知らない世界』(TBS系)で紹介した商品は多大な経済効果を与える“インフルエンサー”としても存在感を発揮。根強いマツコ人気はまだ続きそうで、この勢いで5連覇達成による“殿堂入り”の可能性もありそうだ。

昨年5位からのTOP3入り コンビ間の掛け合いが好評でMCも増加

  • 仲のよさが司会にも表れている?2にランクインしたサンドウィッチマン(C)ORICON NewS inc.

    仲のよさが司会にも表れている?2にランクインしたサンドウィッチマン(C)ORICON NewS inc.

 30代以上の世代から支持を集め、昨年5位から2位にランクアップした【サンドウィッチマン】。昨年には『ロコだけが知っている』(NHK総合)、『お笑い実力刃』(テレビ朝日系)、『サンド道楽』(BSフジ)と3本の番組MCが追加され、レギュラー番組は現在11本に。

 芸人だけが出演する番組以外にも、Kis-My-Ft2と共演の『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)、芦田愛菜との『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(同局系)など、別ジャンルの共演者の魅力を引き出すトーク術も人気の秘訣だ。

 芸人界隈きっての“仲良しコンビ”としても知られ、「2人の仲の良さがにじみ出ている」(茨城県/20代・女性)、「コンビの仲がいいので2人の掛け合いも楽しく観れて、ガツガツしていないところがいいです」(滋賀県/40代・男性)などコンビ間の連携プレーが高評価を得ている。

 好感度芸人としても知られ、お笑い芸人としての評価に近いコメントも多いが、「丁寧な進行やネタの拾い方が面白い。人を貶す笑いを取らない」(東京都/20代・女性)「頭の回転が早いし適切な言葉で場をつないでくれるので見ていて安心します。不快に思うこともありません」(岡山県/40代・女性)など、表に出すぎない進行役としてしっかり役割を果たしていることもランクアップの理由につながっている。

 長年携帯電話をガラケーのままでいたがコンビ揃って昨年6月にスマホに換えたことも話題となった。その影響で今後、さらにアップデートされた笑いを届けてくれそうだ。

MC11本の全局制覇の無双ぶり 若手より無茶する一面もある絶妙バランス

  • 愛ある芸人いじりが司会にも好作用(C)ORICON NewS inc.

    有吉弘行は“愛ある芸人いじり”が司会にも好作用(C)ORICON NewS inc.

 昨年2位の【有吉弘行】はTOP3をキープで、10代、20代と若年層からの支持を集めた。

 昨年は私生活で大きな変化があり、4月2日に元アナウンサーの夏目三久と結婚したことを発表。9月には『マツコ&有吉 怒り新党 解散!! 生放送2時間スペシャル』(テレビ朝日系)で夫婦共演を果たして、この日を以って芸能界引退の妻を見送った。

 『有吉クイズ』(テレビ朝日系)、『有吉の世界同時中継 〜今そっちどうなってますか?〜』(テレビ東京系)は、不定期放送だったものが昨年レギュラー化。現在の天下取りぶりからもわかるように、有吉の力量により、レギュラーへ昇格したといっても過言ではない。

 MCを務める番組も、トークバラエティ、野球、ゲーム、マネー系などジャンルの幅が広い。後輩を含む“芸人イジリ”に愛があるというコメントが多数。「自身にも売れない苦しい時代があった経験からか、芸人等へのいじりにも愛情を感じます。1番好きな芸能人です」(大阪府/20代・男性)、「毒舌のようで嫌味がなく、人としての温かさを感じる。番組進行がさらりと面白いので、見ていて疲れない」(愛媛県/50代・女性)との声が寄せられた。

 『有吉クイズ』(テレビ朝日系)では赤フン(ふんどし)一丁の姿で、世界的カメラマンのレスリー・キーとの写真撮影に挑むなど「たまに若手より無茶するところが好き」(北海道/50代・女性)という声もあり、天下を取ってもお笑い芸人としての心を忘れていないバランス感覚も評価のポイントだ。

 有吉もマツコと同様、毒舌が際立っていた頃に比べ「愛ある後輩いじり」のように、共演者に寄り添うような自然体の優しさが垣間見られることが、順位をキープしている要因か。司会者として格が上がるごとに、若手の新たな魅力を引き出す形にシフトしていっている流れが芸能界全体的にあるのでは。

仲の良さやコンビ芸をうまく使った司会ぶりに支持

 お笑いコンビが4組ランクインした今年のTOP10。レギュラー以外にも単発でも司会を務めることが多い【バナナマン】は9位に。設楽統が個人で司会を務めている『ノンストップ!』(フジ系)は今年4月で10周年となる。そこで培ったものを、しっかりコンビでのMC番組に生かしている。「バナナマン、というよりはメインが設楽さんで傍に日村さん、というイメージ。お二人の仲がいいから、見ててほんわかした気持ちになれます」(東京都/50代・女性)との声があった。

 『あさイチ』(NHK総合)のメインキャスターぶりも定着した【博多華丸・大吉】は10位にランクイン。「センスが良い。アドリブがいい。人をきずつけないキャラ」(埼玉県/50代・男性)という意見も散見され、生放送を担当しているからこその評価もあった。
  • 唯一の局アナとしてTBSの安住紳一郎がランクイン(C)ORICON NewS inc.

    唯一の局アナとしてTBSの安住紳一郎がランクイン(C)ORICON NewS inc.

 前回は局アナのTOP10入りはなかったが、今回は6位にTBSの【安住紳一郎】アナウンサーが再登場。

 昨年10月から月曜から木曜まで『THE TIME, 』の総合司会に就任。近年お笑い芸人に司会者の枠を奪われがちではあるが、局アナが務める司会の安定感を視聴者に見せつけており、それができるのは安住アナだけといっても過言ではない。

 その一方で、圧倒的な人気のマツコと有吉は、それぞれの項で述べたように、自然体の優しさが滲み出る瞬間が以前よりも確実に多くなったことが、より両者の人気を盤石なものにしている。

 言い方を変えると、年齢を重ねたがゆえの弱さを垣間見せる瞬間が多くなったとも言える。タレントとしてのキャリアを積めば積むほど、「自分がここにいていいのか」というような葛藤、年を重ねることによる不安などを、昔よりも視聴者へ吐露ことが多くなった。それぞれが心の変化を見せていったことを感じ取った意見がアンケートにも多く反映され、単純に進行や場を回す人というだけでないことが、今司会者に求められているのではないだろうか。
【調査概要】
調査時期:2021年12月16日(木)〜12月21日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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