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(更新: ORICON NEWS

第13回 好きな司会者ランキング

第13回好きな司会者ランキング

 テレビ番組に欠かせない“司会者”の存在。コロナ禍で「密」を避けるため、出演者数の制限やリモート出演が増えることで、スタジオでの司会者の役割はより重要なものに。バラエティーや報道、情報系と司会者はそれぞれの番組で趣向を凝らし、私たちへ日々番組を届けている。ORICON NEWSでは恒例の『第13回好きな司会者ランキング』を発表。1位を飾ったのは昨年に続き【マツコ・デラックス】。初ランクインも多く、例年とは異なる傾向も垣間見られる結果となった。

10年以上バラエティーの第一線で活躍 経験から得た知識への絶対的な信頼

  • 『好きな司会者』で2連覇したマツコ・デラックス (C)ORICON NewS inc.

    『好きな司会者』で2連覇したマツコ・デラックス (C)ORICON NewS inc.

 2連覇で通算3回目の1位となった【マツコ・デラックス】。マツコといえば、冠番組は5年以上続くものばかりで、2019年10月にゴールデンタイムに進出した『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)も好調。

 ユーザーコメントの中でも目立ったのが「博識」。『夜の巷を徘徊しない』(同局系)、『マツコの知らない世界』(TBS系)などでも本やネットで調べただけの浅い知識ではなく、自身の経験から得た知見を披露して、信頼されている。そのため『夜の巷を徘徊しない』は、街ブラが難しい状況下で、音楽、建築物など幅広いジャンルを扱い、スタジオトークで成立できる企画として新たな魅力を発揮している。

 そんなマツコだが、昨年はコロナ禍で『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では音声のみでの登場もしばらく続いた。「芸能界でおしゃべりしていることだけが人生でいいのか」と自問するなど心境の変化を語り、レギュラーだった『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)は降板。それでも視聴者からの信頼感は変わらず、全世代で支持が集中し、今年も1位をキープ。特に30代以上からの支持を得ている。

 それだけに「頭の回転が速く知識も豊富で、どんな話題にもついていけるイメージです」(東京都/30代・女性)、「誰にも媚びず、サバサバしていて、見ていて気持ちいい。賢さと優しさを持ち合わせ、誰も不快にしない」(京都府/40代・女性)と称賛の声が多数。

 素人イジリもすれば、細やかな気遣いも見せるなど視聴者に近い目線で話せるマツコだからできる“妙技”。10年以上バラエティー番組の一線で活躍し、経済効果を与える“インフルエンサー”としても存在感を発揮。根強いマツコ人気はまだ続きそうだ。

昨年10位からの大幅ランクアップ 全局で冠を持つ天下取りMC

  • 昨年から急上昇した有吉弘行(C)ORICON NewS inc.

    昨年から急上昇した有吉弘行(C)ORICON NewS inc.

 民放だけでなくNHK総合含め、地上波全局でMCを担当している【有吉弘行】が、昨年10位からの大幅ランクアップで2位に。トークバラエティはもちろんゲーム、野球、マネー系など様々なジャンルの番組でMCを務め、ジャンルを問わない柔軟な進行ができる点も視聴者に定着した。

 そんな無敵の有吉には、「とげとげしさがあるんだけどなんか優しさも感じられて、周りの方々への気遣いがすごいんだろうなと感じるため」(神奈川県/30代・男性)、「世間に媚びない、毒はあるが笑いになりおもしろい。発言が確信をついている」(山形県/40代・女性)と毒のなかの優しさを感じるというコメントも多数見られた。

 さらに、各番組で、田中みな実、小嶋陽菜、藤田ニコル、みちょぱ、久間田琳加ら世のトレンドセッターである女性共演者らも有吉を慕い、特にみちょぱは有吉を「師匠」と呼ぶなど“有吉チルドレン”が増加している。

 コメントでも「回しながらゲストを盛り上げるのが上手い」(長野県/10代・男性)、「どんなゲストでも、その人の活かし方がとても上手」(高知県/20代・女性)という意見も多く寄せられ、一見ドライでニュートラルなスタイルだが、MCとして出演者の動きや特徴をしっかりみてMCをこなしている様子が、支持につながっているようだ。特に10代、20代からの世代別では1位に輝いている。

 今回のランキング上昇を見ても、有吉が近年で“天下を取った”唯一の芸人であることを裏付けたといえそうだ。

「生きてるだけでまるもうけ」非常時に改めて“笑いの力”を再認識させてくれた

  • コロナ禍のバラエティ番組を支えたお笑い怪獣こと明石家さんま (C)ORICON NewS inc.

    コロナ禍のバラエティ番組を支えたお笑い怪獣こと明石家さんま (C)ORICON NewS inc.

 昨年4位から一つランクをあげTOP3入りした【明石家さんま】。司会の実力は言わずもがなだが、今年は特に『お笑い向上委員会』(フジテレビ系)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で積極的に若手と絡む姿も印象的だった。

 コロナ禍でアニメ『鬼滅の刃』を観るなど常に“笑いのアップデート”に取り組むさんま。陣内智則から出っ歯を『飛沫の刃』とイジられると「引き笑いの呼吸、さんまの型」と刀を抜く仕草で返すなど、さらに“笑いの刃”をブラッシュアップさせている。

 昨年末放送の『アメトーーーーーーーーーーク年末5時間SP』(テレビ朝日系)の「明石家さんまVS売れっ子若手芸人」では、EXIT兼近大樹がさんまを絶賛。「絶対に知っていることも、知らないふりして聞いてくれる。視聴者にわかりやすいようにかみ砕いて説明してくれる」や「『ホンマでっか』で専門家よりも知識がある」などのさんまの“MC力”を讃えた。

 65歳を迎えてもなお若者の感性を忘れず、現役バリバリのさんまに「さんまさんが司会を務める番組は、どの番組も面白いから」(東京都/10代・女性)、「どんなつまらない答えでも面白くしてしまう才能が凄い!」(大阪府/50代・女性)と老若男女が絶賛。

 コロナ禍でバラエティ番組の存在意義が問われた時期でもあったが、「安定感と面白さが優れている。このコロナ禍で暗い中、『生きているだけでまるもうけ』という彼のトークは心が明るくなるから」(神奈川県/50代・女性)、「緊張感あふれるコロナニュースを見ていると気が滅入るが、明石家さんまさんの番組を見るとほっとするし笑える。また明日頑張ろうという気持ちになるから」(茨城県/40代・女性)など非常時だからこそ、さんまの笑いが求められていることを訴えた声も多かった。

第13回 好きな司会者ランキング 総合TOP10

マツコ・デラックス(→1位)

  • 自分らしい意見を述べつつも、それが必ずしも正しいものではないことも伝えてくれるので、信頼できる司会者(東京都/30代/女性)
  • とにかく博識。一般の人ならまだしもマニアの会話にもついていく。地名を言うと「何何で有名よね」とすぐ答えるところなど凄いと思う(岡山県/40代/男性)
  • 何本ものレギュラー番組に出られていてとても活躍されている印象がある。又いろいろな分野での知識が豊富なところもすごいと思う(宮城県/50代/女性)

マツコ・デラックス(→1位)

1

有吉弘行(↑10位)

  • 頭の回転が速く、立ち回りがちょうど良い面白さとスマートさがあると感じる(大阪府/30代/女性)
  • とげとげしさがあるんだけどなんか優しさも感じられて、周りの方々への気遣いがすごいんだろうなと感じるため(神奈川県/30代/男性)
  • 相手に対して腐すことを言っても、あの満面の笑顔で中和される凄さ(長崎県/40代/男性)

有吉弘行(↑10位)

2

明石家さんま(↑4位)

  • 安定感と面白さが優れている。このコロナ禍で暗い中、「生きているだけでまるもうけ」というかれのトークは心があかるくなるから(神奈川県/50代/女性)
  • 老若男女を問わず笑わせる実力と、若手芸人の芸を取り入れるアンテナの高さが最高だから(北海道/30代/男性)
  • やはり誰と絡んでもおいしくできる能力は桁外れだと思うから(東京都/20代/男性)

明石家さんま(↑4位)

3

内村光良(↓3位)

  • 司会として進行役をこなしつつ、自分も体を張ることをするなど番組に積極的に関わる姿勢がとてもいい(神奈川県/50代/女性)
  • 内村さんの人柄と雰囲気が柔らかくて、言葉選びも人を気付つけなくて好きです(新潟県/10代/女性)
  • 内村さんが司会だと番組全体が温かい雰囲気に感じられる(埼玉県/30代/男性)

内村光良(↓3位)

4

サンドウィッチマン(初)

  • ツッコミに嫌味が感じない。コンビの仲の良さが普通にしていてもわかる(愛知県/50代/女性)
  • 人が嫌がることをしないで笑いを生み出せる稀有な存在だと思っているので(千葉県/50代/女性)
  • アイドルに対しての対応に好感が持てる。容姿イジりはしないし、自虐的なアイドルの自己肯定感を高めてくれるような存在だと思います(岐阜県/20代/女性)

サンドウィッチマン(初)

5

ダウンタウン(昨年圏外)

  • そもそもダウンタウンがお笑いの世界にいなければ、今の日本におけるバラエティ番組の全てが全くもって違うものだったんだろうと思うので(滋賀県/40代/男性)
  • 2人共面白いし頭の回転が早いから(大阪府/40代/男性)
  • 他の芸人さんへの愛を感じるし、トークが面白いので(東京都/40代/女性)

ダウンタウン(昨年圏外)

6

中居正広(↓5位)

  • 主張し過ぎずに番組を面白くしてくれる。また、まだ無名な人の面白さを引き出す場面も多いので(東京都/50代/女性)
  • 常に安定して生放送のハプニングにも動じず、誰も傷つけることなくいじっておいしくする天才だと思う。彼が出る番組なら安心できる(京都府/40代/女性)
  • トークが不得意な人が喋りたいことを先導してあげてるようなシーンを何度か見たことがあり、好きになった(東京都/30代/女性)

7

バナナマン(初)

  • トークの幅の広げ方がすごく上手い。突っ込みすぎず、でも自分たちが入り込みたい時はきっちりと入り込む感じには話力を感じる(北海道/10代/男性)
  • 設楽さんの進行が良くて、たまに入る日村さんのボケがすごくバランスが良く、心地いいからです(宮城県/10代/女性)
  • 乃木坂工事中での司会が面白いし、一人一人、メンバーの発言を面白く取り上げてくれるから(神奈川県/10代/女性)

バナナマン(初)

8

タモリ(↓6位)

  • 安定感、笑っていいともではふざけてて『ミュージックステーション』では真面目にしてたので子供の頃ほんとに同じ人なんだろうかと思っていました(笑)(兵庫県/30代/女性)
  • 何より博識。あとに続くお笑い芸人は出てこないと思う。おそろしくコアなものを知ってる(千葉県/30代/男性)
  • 様々な分野に造詣があり、安定感のある司会者(三重県/20代/男性)

タモリ(↓6位)

9

千鳥(初)

  • ご本人の面白さで周りを笑顔にさせている印象が強く、おふたりがいるだけで番組が面白くなっていると思ったから(愛媛県/10代/女性)
  • 仲良く番組を進行しているので見ていて気持ちが良い。面白い要素もたっぷりあって、たくさん笑える(福岡県/40代/女性)
  • ワードセンスが面白いので、どんな番組で他に誰が出ていても面白くなる(大阪府/20代/女性)

千鳥(初)

10

第13回 好きな司会者ランキング 世代別TOP5

【調査概要】
調査時期:2021年1月8日(金)〜1月14日(木)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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