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中山優馬主演、“いちはやく”児童虐待に真正面から挑んだ衝撃作『189』

映画『189(イチハチキュウ)』(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

映画『189(イチハチキュウ)』(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

映画『189(イチハチキュウ)』とは?

 映画『189(イチハチキュウ)』が12月3日(金)より、グランドシネマサンシャイン 池袋、イオンシネマほか全国で公開される(配給:イオンエンターテイメント)。

 現在、日本では多くの児童虐待が報告され、全国に児童相談所が設置されている。しかし、その報告件数に対し、現場を支える児童福祉司の人数は決して多くない。年々増加する児童虐待から<いちはやく>子どもを助けることができるよう設けられたのが、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)”。ダイアル“189”に助けを求める小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班を通じて、社会問題を描くことで、問題解決の一途を担えればという願いから誕生したヒューマンドラマだ。

主演は5年ぶり2度目の映画主演を務める中山優馬

 WOWOWドラマ『トッカイ〜不良債権特別回収部〜』(2021年)、映画『ホーンテッド・キャンパス』(16年)、音楽劇『蜜蜂と遠雷』(21年)と、映画・ドラマ・舞台で活躍し、鋭いまなざしと芯が通った演技で俳優としても注目されている中山優馬(27)。5年振り2度目の映画主演となる本作では、東京都の児童相談所で、虐待対策班に配属されたばかりの新米児童福祉司・坂本大河を演じる。初めて見聞きする児童福祉の現場に戸惑いながらも子どもを案じる優しい青年で、仕事を通じて経験することになる苦悩や葛藤を等身大の演技で表現し、初の児童福祉司役に挑んだ。
中山優馬
台本を読んだ時はとても残酷な描写もあり驚いたのですが、日本の現実問題として起きているという事に無力さを感じました。作品に込められた重大なメッセージをしっかりと伝えなければならない、と背筋が伸びる思いでした。

僕が演じた坂本大河はごく一般的な感性をもった人物なので、多くの方が大河の気持ちに共感していただけると思います。台本を読んだときから、大河の感覚を理解出来る部分が多いにありました。そういう意味では似てる部分があるのかも知れません。

夏菜さんは、とても明るくムードメーカーで、重大な問題がテーマなので、つらいシーンが続く現場でも、皆の支えになってくれました。凄く情熱的な部分もあり魅力的な女優さんで、今回ご一緒出来て良かったです。

児童相談所、虐待、ネグレクトを扱う作品です。残酷な描写もあり、目を背けたくなる瞬間もあると思います。ですが、みんなでこの問題と向き合い、今より良い世の中にする事が出来るきっかけとなる作品になればうれしいです。僕も(この映画を通じて)改めてしっかりと向き合いたいと思います。189のナンバー、是非覚えて下さい。

ヒロインは夏菜、ほか実力派俳優陣が集結

(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

 坂本大河とバディを組む弁護士・秋庭詩音役で夏菜(31)が出演。児童虐待対策班の一員として、法律的知見から、大河をサポートし、共に虐待されている子どもを守るため奮闘する。

 娘に虐待をし、大河と敵対する星羅の父親・増田勝一役に吉沢悠(42)。主演の中山とは、2021年1月〜4月まで放送された『トッカイ』に続いての共演となった。

 大河の上司で共に児童を守る、多摩南児童虐待対策課課長・安川信弘役には、プライベートでは3児の父の前川泰之(47)。大河をサポートする心優しき児童虐待対策課の課長を演じる。

 中山演じる大河の祖父・坂本清役には、昭和・平成・令和と3つの時代を第一線で活躍し続ける日本を代表する名バイプレイヤー・平泉成(77)。

 吉沢演じる勝一の妻であり自身も娘の虐待に加担してしまう増田典子役には、女優だけでなく脚本家としても活躍し、2021年7月期テレビ東京系ドラマ『お耳に合いましたら。』の脚本も担当した灯敦生(26)。

 今回の物語のキーパーソンで虐待を受け、児童相談所へ保護される勝一と典子の娘・増田星羅役には、映画『生きちゃった』 (20年)や映画『地獄の花園』(21年)等、数多くの作品に出演している子役・太田結乃(8)。

 大河と詩音が、星羅の虐待の手がかりを探るために訪れる上越妙高児童相談所所長・青島守役には、モノマネタレント・コロッケとしても活躍中の瀧川広志(61)。

 大河が訪問するアパートにてネグレクトの疑惑がある男・木村来夢役で、中山の事務所の後輩・寺西拓人(26)が映画初出演する。

(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

ストーリー

 東京都多摩南児童相談所虐待対策班で働く新人児童福祉司の坂本大河(中山優馬)は、ある日、シングルマザーの母親に虐待され、一時保護所にいた4歳の藤沢芽衣を母親の元に帰す現場に立ち会う。翌日、大河は芽衣が亡くなったと知らされショックを受ける。

 上司の安川(前川泰之)から休養を取るように言われる大河だが、生前の芽衣が「家に帰りたくない!」と訴えていた姿を思い出し苦悩した末、辞表を手に職場へ向かう。その時、父親にひどい虐待を受け、病院に搬送された6歳の増田星羅(太田結乃)の元へ向かってもらえないかと職場から電話が入る。病院で面会した大河に星羅は、「いまのパパはいらない…家に帰りたくない」と告白する。

 父親の勝一(吉沢悠)は、星羅の傷は「娘が自分でやったこと」と虐待を否定。大河たちが星羅を一時保護すると告げると、「星羅は私の娘だ! 連れて帰る!」と怒鳴り出す。医師から星羅の傷は、虐待によるものである可能性が高いと聞かされた大河は、星羅を一時保護所に預け、弁護士の秋庭詩音(夏菜)と共に虐待の事実を立証し、勝一と妻の典子(灯敦生)の親権を停止にできないかと奔走するのだが…。

2021年12月3日公開『189(イチハチキュウ)』

キャスト:
中山優馬(主演)
夏菜/前川泰之 灯敦生 太田結乃 滝川広志 寺西拓人/平泉成 吉沢悠

監督:加門幾生
脚本:長津晴子
配給:イオンエンターテイメント

(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ

12月3日(金)、グランドシネマサンシャイン 池袋、イオンシネマ他にて全国公開

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