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音楽だけじゃない 秋元康の“ドラマ制作者”としての実績 あえて「一過性」重んじる嗅覚

  • 秋元康氏 (C)ORICON NewS inc.

    秋元康氏 (C)ORICON NewS inc.

 AKB48をはじめとするアイドルグループのプロデューサーとして知られる秋元康。作詞家としての印象が強いが、これまで数々のヒットドラマも手がけてきている。1980年代から企画や原案、監修などに携わり、田中圭ら出演の『あなたの番です』(日本テレビ系)は社会現象に。10月期も秋元ドラマが放送されているが、別々のテレビ局で3作品という活躍ぶりだ。そのドラマスタイルは時代と共に変容してきたが、一瞬の“流行”をつかむ手法は変わらない。一見すると刹那的であり、すぐに消費されてしまうコンテンツ…しかし、刹那主義は“時代を反映する”という点においては最も適しており、それこそが秋元ドラマの真骨頂と言えるだろう。

2度の転換期を迎え、作品も変容 30年以上にわたる秋元ドラマの歴史

 秋元康といえば、「おニャン子クラブ」や「AKB48」などのアイドルグループを生み出し、その作詞に携わっているというのが最も広く知られる実績であろう。

 そんな秋元は1985年の菊池桃子を主演としたSPドラマ『卒業-GRADUATION-』(日本テレビ系)を皮切りにドラマに携わり、1990年代には10作品以上の企画・監修を行ってきた。代表的なものは、裕木奈江主演『ポケベルが鳴らなくて』(日本テレビ系)、矢沢永吉主演『アリよさらば』(TBS系)など。不倫を描く『ポケベル〜』は裕木のキャラクターと芝居がハマり過ぎ、世の主婦から盛大な裕木バッシングが。『アリよさらば』では、矢沢永吉を連続ドラマ初主演に据えたことが話題になっている。

 秋元作品がガラッと変わったのがAKB48のプロデュースを始め、社会現象になりだした2010年。『マジすか学園』シリーズをスタートさせ、1990年代における本格ラブストーリーとは一線を画した、AKB48のためのドラマを企画した。その後、話題になったのが『あなたの番です』だ。誰が脱落するか先が読めない展開で視聴者は沸き、考察サイトが乱立、SNSも同様に予想・予測で溢れ、インターネットを巻き込むドラマスタイルのパイオニアとなった。

さらにコロナ禍での状況を新しい視点からサスペンスに変えた『リモートで殺される』(日本テレビ系)。また競合するキリンとサントリーのスポンサー共演で、提供クレジットも2社の“共演OK”を意識した演出が話題となった『共演NG』(テレビ東京)など、話題の作品を常に企画してきた。

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