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「くそデブ時代」から劇的変化したTikToker、友だちとの比較に悩んだ学生時代…コスプレ活動が契機に
「なんで私はこんなにブサイクなんやろ」、学生時代は友だちとの比較に苦しんだことも
兵庫のゆーちゃんぽん FF内でタグ付きのツイートが流行っていたのでやってみました。ただ、どのツイートを見ても「みんなもともとかわいいじゃん。絶対に私の方がヤバい!」と思って。“選手権”だったので、勝利するつもりでアップしました(笑)。
――当時、自分の容姿についてはどのように感じていましたか?
兵庫のゆーちゃんぽん 中学生の頃は、人生でいちばん自分のことを嫌いな時期でした。腫れぼったい目や、ホクロが多い肌、歯並びが気になって、うまく笑えなかったり…。すごくかわいい子と仲が良くて、一緒に写真を撮ったりするたびに、「なんで私はこんなにブサイクなんやろ」と悩んでいました。
――コスプレはいつ頃から始めたのですか?
兵庫のゆーちゃんぽん 高校に入ってからです。その頃から眉毛を整えたり、並行二重を作ったりと、おしゃれに気を遣うようになって、自分なりに「少しはかわいくなったんじゃないかな?」と思っていたんですけど、匿名で悪口を言われたりもしていました。
――嫌な思いも経験していた中で、ここまでがんばれた理由はありますか?
兵庫のゆーちゃんぽん メイドカフェでのアルバイトをしていたとき、容姿についてお客さんから褒めてもらえることもあって、それが自信になりました。コスプレも少しずつ褒めていただけるようになって、喜びを感じられたのが大きいかもしれません。この頃から、「もしかしたら、私はかわいくなっているのかも」と錯覚するようになりました(笑)。
ダイエット代わりにひたすらダンス「今の容姿が一番好き」
兵庫のゆーちゃんぽん 個人的には、いまの自分の容姿がいちばん好きです。周囲を気にせず、ごく自然に笑えるようになったし、友だちから褒めてもらえることも多くなってきたので、「今の自分がいちばんかわいい!」と思うようにしています。
――実際にどのようなことに取り組まれたのでしょうか?
兵庫のゆーちゃんぽん もともとダンスが好きなので、ダイエット代わりにひたすら踊っていました。あと、美顔ローラーなどのマッサージも効果があったと思います。それと、すっぴんのお肌をキレイに保つことも心掛けています。
――メイクも上達しているように見えます。
兵庫のゆーちゃんぽん メイクはコスプレ活動を通して勉強することが多かったですね。シェーディングやハイライトに関する知識は、コスプレをしていないとここまで身につかなかったと思います。本格的にメイクの勉強をしたい人は、いちどコスプレに挑戦してみるのもアリかもしれません。
今なお残る“自分の顔が嫌い”という思い、「SNSでの活動が美意識向上のモチベーションに」
兵庫のゆーちゃんぽん はい。趣味でコスプレイヤーとして活動していましたが、推している界隈が変わったタイミングで卒業したんです。でも発信することは好きだったので、歌ってみた、踊ってみた、イラスト、ライブ参戦ブログなどをTikTokにアップしています。
――TikTokやSNSなどの発信を続ける理由は?
兵庫のゆーちゃんぽん アップした動画に「かわいい!」とか「ダンスがうまい」などといったコメントが届いたり、美容についての質問が来たときは、「もっとかわいくならなきゃ!」という気持ちになります。それがモチベーションになっているので、続けています。
――今はもう、ご自身の容姿が好きですか?
兵庫のゆーちゃんぽん 正直に言うと、「自分の顔が嫌い」という感情は、今でもしっかり残っています。でも、ひさしぶりに会う友だちからは「めっちゃかわいくなった!」と言ってもらえるので、成長はしているのかなと。まだまだ改善できる部分はあるので、もっとがんばろうと思います。
――そうした自信が、ゆーちゃんぽんさんの行動力にも繋がっているのでしょうね。それでは最後に「今後、挑戦してみたいこと」がありましたら教えてください。
兵庫のゆーちゃんぽん 中学生のころからずっと、歌い手や踊り手としての活動に憧れているんですけど、ひとりでやるのはちょっと心細くて…。同じ志の仲間を見つけて、いつかユニットを組んでの活動にも挑戦してみたい! というのが、いま現在の目標です。
取材・文=ソムタム田井