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『給湯室がマウントの取り合いに…』OLの愚痴から生まれた“悪口を救う”アニメが1億超再生「最高におもろい」

「上司に観せたら仲良くなれた」職場の改善につながったという声も

――『モモウメ』を見ていると、“どの立場の人も楽しめるように”という配慮が感じられます。SNSのアニメだからこそ気をつけていることは何かありますか。

“心の処方箋”になるようなアニメにしたいと思っているので、誰も傷つけないことをテーマに作るようにしています。SNSはテレビと違って誰でも気軽に触れられますし、簡単に人に影響を与えてしまうものなので、観て嫌な気持ちになるようなものを作らないことが大事というか。SNSは拡散力に優れているぶん、炎上などネガティブなイメージもありますよね。ですが、そういったことを払拭しながら、うまく活用できるのがアニメの力だと思うので、観たら幸せになれるようなものを意識して“あるある”を詰め込むようにしています。

――“心の処方箋”は現代人には必須なのかもしれませんね。

「『モモウメ』を観ると気が楽になる」、「マウントを取ってくる人も笑えるようになった」、「上司に『モモウメ』を観せたら仲良くなれた」といった声をよく頂きます。それは凄く嬉しいですし、観てくださった方の職場の環境が少しでも改善されたり、職場の人達とうまくコミュニケーションを取れるようになったという感想を聞くと、アニメーションを作って良かったという実感が沸きますね。
――『モモウメ』はどういうジャンルのアニメになるのでしょうか。

ジャンルとしては、デジタルマーケティング会社が作る新ジャンルのSNSアニメになりますね。「SNSアニメ」という言葉は造語で、最初に使い始めたのはキュービックなんです。『モモウメ』の特徴としては、Twitterでつぶやきと色々なお知らせ、YouTubeでは正規のアニメ、TikTokでは女子高校生のモモちゃんを主人公に、インスタではモモちゃんとウメさんの日常がイラストで書かれたものをアップするなど、それぞれのSNSの特性に合わせたものを掲載するようにしています。これは他のアニメではやっていないことなのではないかなと思います。

――今後、『モモウメ』に関してどんな展開を考えてらっしゃいますか。

僕は「アニメはこうあるべき」とか「一般的にはこれだ」という考えや発想が苦手でして(笑)、そういったルールに縛られずにもっともっと『モモウメ』の世界を広げていきたいと思っています。私自身のnoteに「グッズを作って売りたい」と書いたら実現しましたし、やりたいことはどんどん言っていくことが大事なのかなと。いまの時代、アニメの形や表現方法がだいぶ変わってきているので、これからも多くの人に楽しんで頂けるような面白いコンテンツを遊び心を持って作っていきたいです。

(取材・文/奥村百恵)

SNSアニメ『モモウメ』

■Blu-ray「モモウメ『今日も給湯室がすごいことになってますよw』」
発売日:2021年6月30日(水) ※発売中
仕様:Blu-ray + CD UCXJ-1006
価格:4,400円(税込)
収録内容:Blu-ray…全30話(Blu-ray特典2話を含む)+
     CD…「愛の言葉は4C2」ほか本編中楽曲&インストゥルメンタル全14曲
封入特典:ランダムトレカ(全4種のうち1種をランダムに封入)

■書籍『モモウメ 今日も職場はバトルロイヤル』
発売日:2021年6月30日(水) ※発売中
体裁:コミックエッセイ/A5判・144頁
価格:1,210円(税込)

■公式コンテンツサイト
・公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/momoandume
・公式TikTok:https://www.tiktok.com/@momo_and_ume
・公式Twitter:https://twitter.com/momo_and_ume
・公式Instagram:https://www.instagram.com/momo_and_ume/
・公式WEBサイト:https://momo-and-ume.com/

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