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“サウナのとりこ”BLUE ENCOUNT田邊駿一 サウナを200%堪能する「背徳の一日」を語る
サウナが音楽にコミット「熱されてアイデアが出てくる」
めちゃくちゃありますね。もちろん疲れがとれるという良さが大前提にあるんですけど、何よりインスピレーションが湧いてきます。新曲のアイデアとか、4月の横浜アリーナワンマンライブのセットリストもサウナで作ったり(笑)。もう如実に音楽にコミットしている部分はありますね。
――サウナに入ることで思考が整理されるということなのでしょうか。
むしろ追い詰められるんですよ。真っ裸で熱されて、「もう限界!」ってなったときに浮かんでくるものって、わりと正直なものがあって。例えばそのときに浮かんできたムカつくことだったり、そこで絞り出たものが意外と音楽のアイデアになるときがあるので、信じて取り入れています。
これまでにも、ライブをしている最中に新曲が浮かぶことって結構あったんです。今までシングルになっている曲のいくつかは、ライブが終わったあとに楽屋でボイスレコーダーにパッと吹き込んで、できたものだったりします。「俺は熱されてアイデアが出てくるんだ」みたいな感覚になっていますね(笑)。
サウナ愛が「ぶっ飛んでいる」バニラズ牧達弥
バンド界隈だと、プライベートで一緒に行くのはHEY-SMITHのボーカルの猪狩秀平(いがり・しゅうへい)さんですね。通ってきた(音楽の)ジャンルは全然違う2人なんですけど。
go!go!vanillasの牧達弥(まき・たつや)。あいつは本当にすごいです。平気で5〜6時間ずっとサウナに入るので、俺よりもぶっ飛んでいます。有名なサウナのコラムニストともつながっていて、いろんなところに行っているので僕も情報を教えてもらったりもしています。サウナの知識を持っている仲間はいっぱいいるんですけど、一番ストイックなのは牧ですかね。唯一、あいつとは一緒にサウナに行きたくない(笑)。
そういえばこの前、収録でたまたま牧に会ったときにサウナの話をしたら、話をしているだけなのに2人とも大汗をかいていたんですよ(笑)。牧はもともと代謝が悪かったんですけど、サウナ効果で改善したそうです。
仲間はいっぱいいるんですけど、基本的に僕はソロサウナーなので、1人で行くことがほとんどです。「自分のペースに巻き込んでしまうのは申し訳ない」と思う“気にしぃ”なところもあるし、サウナに関しては結構ストイックなので、自分のルーティンを守らないと嫌なんです。ちょっとでも人に合わせると自分のペースが崩れてメンタル的に整わなくなるときがあるので、1人でわがままに入りたい。あとは「サウナいいから行こうぜ」とか「わかんないんだったら俺が連れてってやるよ」といった押し付けもしたくないので(笑)。