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日常の「ぐうたら」「自由気まま」に惹かれる…漫画作者が“ただれた実生活”発信する理由

  • 熱いものを冷めるまで我慢できず、口の中をやけどしてしまったエピソード(画像提供:@kakeakami)

    熱いものを冷めるまで我慢できず、口の中をやけどしてしまったエピソード(画像提供:@kakeakami)

 「仕事が辛くても、からあげがあるから頑張れる」「シーフードヌードルの美味しい食べ方、最大のポイントは深夜4時に食べること」「シチュー、春巻き、大判焼き…冷めるまで待てなくて、口の中が常にただれている」。そんな食生活にまつわる実録漫画が話題を集めている漫画家・川尻こだまさん(@kakeakami)。自由な食生活と美味しそうなジャンクフードがありのまま描かれ、つい惹かれてしまう。自身の日常を“ただれた生活”と表現している作者に、漫画への反響や日常生活への想いを聞いた。

「生活自体はそんなにただれていないと自分自身では思っています!」

 ツイッターで累計400万以上のいいねを集めている、川尻さんの日常漫画。“ただれた生活”と自身の日常を表現するのは、2つの意味があるという。

「私のただれている箇所…一番ただれているのは『口の中』で、次にただれているのは『胃・内臓』だと思っています。初期に描いたエピソードに、アツアツの食べ物を冷めるまで“待つ”ができないという話を描いてから、“常に口の中がただれているキャラ”としてSNSで認知されました。自身を表す言葉として『ただれた』を使っています。また健康診断には行ったことがないのですが、おそらく胃や内臓がただれているだろうという理由でも使っています。生活自体はそんなにただれていないと自分自身では思っています! が、健康面はよく心配されます(笑)」

 漫画では、食べ物にまつわる様々なエピソードが。例えば、コンビニで購入できるBIGサイズのアイスカフェラテ。「大きいからガムシロップを2個入れてもOK(?)」「通常サイズだと家に着くまでに飲み干しちゃうからBIGサイズを買う」 とこだわりを披露。「肉から出てくる油が好き」「パック寿司はネタの両面にたっぷり醤油をつけシャリとドッキング。シャリにもたっぷり醤油をつける」など日常生活のエピソードもおもしろおかしく切り取って発信している。

漫画は”不摂生”を煮詰めた部分

 漫画への反響として「見習ったらいけないような生活ぶりだけど、おもしろくてつい見ちゃう」「生活上の出来事への感性がすごい」「適当に生きていてもいいのだと、肯定感が高まる」などとコメントも。

「そんな生活でよく生きていられますね」とよく言われます。ですが、漫画はあくまで日常の一部を切り取ったもので、漫画に描いてあることだけが全てではありません。そこは誤解して欲しくない部分です! 漫画に書いてないところで、たくさんラーメンも酒もジャンクフードも食べています!…という冗談は置いておいて、漫画は不摂生を煮詰めた部分なので、真似するのはいいですがちゃんと野菜とかとってください、と言いたいですね」

 SNSで発信する自身の漫画のほかにも、〆切を抱え毎日漫画を描き続けている川尻さん。「働きたくない…」とポツリ漏らすことも。今後どのように暮らしていくのが、川尻さんにとっての一番の希望なのか。

「基本面倒くさがりなので、できれば働きたくありません。理想は、この川尻こだまの漫画だけを描いて、賃金が発生して生きていけたら最高です」

Twitter:https://twitter.com/kakeakami(外部サイト)
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