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中村倫也の“心の鎖”を断ち切った「シンプルにする考え方」 エッセイから仕事、家族、結婚願望、コロナを見つめる
「好きな人ができたら結婚を意識してきました」 コロナ禍で考えたこととは
「(18年の大ブレイク時よりは)物理的なスケジュールはゆるくなっていますが、やることや背負っているものは増していて、そこに対するバランスの取り方を見つけているところです。それも、結局はシンプルにする作業なのですが、リラックスしていられる日々が多くなってきていますね。物理的に忙しい時は、もうしょうがないですね。人間寝ないと生きていられないので(笑)。毎日必死に食らいついていくしかないです。時間だけですから、みんな等しく有限なのは」
「親父を書いたことによって、オカンと兄貴も書いてあげないとかわいそうだなと思うようになりまして…。親父だけ書いたら、オカンから、亡くなる直前まで(しがれた声に声色を変えて)『私のことは、書かんかったね』って言われたりするのかなと思って、オカンと兄貴の話も書きました(笑)。家族には、この本を贈っているのですが、感想はまだ言ってくれないですね。今度実家に帰った時に『サインしてよ』とか言ってくるでしょうね(笑)。そう考えると、自分のこういう性格も遺伝なんだなと感じます。すごく親父にも似ているし、オカンにも似ているんですよね」