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石原さとみ&綾野剛、相思相愛のコンビネーションの裏に“自主練習”「一番心地良い時間」

 女優の石原さとみ(34)と俳優の綾野剛(39)が主演する日本テレビ系連続ドラマ『恋はDeepに』(毎週水曜 後10:00)が、14日よりスタートする。初共演となる二人がつむぐのは“王道”のラブストーリー。海を愛する海洋学者の女とマリンリゾート開発にすべてをかける男、立場の違う男女がぶつかりながらも距離を縮めていく。お互いの印象について「とことん優しく太陽のような人」(石原)、「大人の女性と、かわいらしい女性が同居している」(綾野)と、その魅力を間近で感じている二人にインタビューを敢行。すでに開始されている撮影現場の雰囲気や作品への意気込みについて話を聞いた。
 今作で描かれるのは巨大マリンリゾートの開発をめぐり出会った男女の“運命的な恋”。海洋学者で“魚オタク”ぶりを至るところで発揮するチャーミングさとミステリアスを併せ持つヒロイン・渚海音(なぎさ・みお)を演じる石原と、三兄弟の次男でツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(はすだ・りんたろう)を演じる綾野。『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)を手掛けた徳尾浩司氏が手掛けた脚本に、二人は「キラキラしたラブストーリー」だと声をそろえる。
 脚本の持つ魅力について「海洋学者の役なので魚の知識も会話の中に入っていて、面白いなと思いました。でも、サステナブルとかSDGs(国連が掲げる持続可能な開発目標)のワードも取り入れつつも中学生・高校生が見てもわかるような、いわゆるお仕事ものではない、ちゃんとラブストーリーがお届けできるんだな、と思いました」とさまざまな要素を含みながらも軸は二人の恋だと話す石原に、綾野も「本当にキラキラしたラブストーリーだよね」と同意する。
 それぞれ、自身が演じるキャラクターを作るにあたり、まず石原は「声のトーンや仕草も、ナチュラルさと狙っている(ところの)“中間”を探るというか。常に監督やプロデューサーさんとお話しています。まず一回やってみるけど、増やすか減らすかあんばいは監督におまかせしようかな、と。研究室のシーンはほぼアドリブです。『そこ、つないどいて』みたいな時も多くて、カットがかからなければ、そのままラリーを続ける。とにかくすばらしいキャスティングだな、と思いました。アドリブが多くて楽しいです」とスタッフ・キャストの一体感をのぞかせる。
 そして脚本に明確に書かれた感情や行動の“点”同士を結んでいくのが役者やスタッフだという綾野は「メインとして書かれている部分に、ある程度足し引きの必要性がある。実際にはアドリブということにはなりますが、僕はアドリブという感覚ではなく、まず、段取りで、思ったことをあえて口や行動にしてみる。そこで本番でいかに引くか、足すか」と試行錯誤のプロセスを解説。石原は「テストでやっても本番でやらない時があるから本番で戸惑うときもあります(笑)。『言わないんかい!』って。でも、それはそれで楽しいです」と“予定不調和”なかけあいも満喫しているようだ。
 すでに“相思相愛”、出来上がったコンビネーションが伝わってくる二人だが石原は「一回ドライ(リハーサル)を演ったあとに二人で『どうします?』ってずっと自主練習しているんです。それで止まる位置やタイミング、声のテンションとか。それを二人でセッションして、テストして本番に行く。リハとテストの間にずっと自主練習しています」と裏側を明かす。
 綾野は「あれ(自主練習)が一番心地良い時間。自分の中では、できてるんだけど、これでいいのか?まだまだあるのでは?みたいな、はたからは出来上がってるように見えても、そこを経ることで芝居に血が通ってくる。二人で自主練してるくらいが一番普遍的で良いですね」と二人三脚で構築。そんなことも可能とする現場の空気に石原は「本当に、豊かです。風通しも良く、明るく、やる気が全面に出ている。みんなが楽しんでいますよね」と充実の笑みを浮かべた。

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