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石原さとみ&綾野剛、相思相愛のコンビネーションの裏に“自主練習”「一番心地良い時間」

■石原さとみの魅せる“ピュアさ”目の当たりに 綾野剛「ちょっと芝居どころじゃなかった」

 今回は初共演となる二人だが、これまでにもお互いの作品にふれる機会が多かったという。改めてその印象について石原は「テレビや映画や舞台で拝見した時はもっとクールな、ちょっとだけドライな中身があるような人なのかと思っていたら、とことん優しく太陽のような人。役柄も含めてかわいい人だな。“かっこいい”もあるけど、“かわいい”という印象です。撮影していても笑顔が耐えないのでいい空間だな、と思います。お芝居についても諦めずに私がやりにくい部分や難しい部分を救ってくださって思いやりもいただいてます」と綾野の存在に感謝する。
 対して、綾野は「すごくまぶしいです。とてもまぶしくてキラキラしているだけでじゃなくて芯がしっかり入っている。大人の女性と、かわいらしい女性が同居している。普段しゃべっているときもそうだし、芝居に対する真摯さは同じ俳優としてすごく影響を受ける。そこに他のキャストも影響されてこのドラマは進んでいるので、いつも感謝しています。撮影の内容が複雑な時、悩んで陶酔することは簡単だけど、石原さんは現場で分け隔てないコミュニケーションを心がけている。そういうことは、簡単にはできない。僕やそのシーンにいる俳優のことよく見ています」と役者としての居住まいに驚いていた。
 そんなお互いが惹かれ合うことになる役柄に、石原は「倫太郎に関しては完全なるツンデレです。“ツン”もしっかりあるけど“デレ”もしっかりあります。『優しいじゃん!』『かわいいじゃん!』って見たらツッコミたくなるような、ピリッとしたビジネスのシーンのギャップが魅力。私もしっかり振り回されています」とにっこり。すると、綾野も「僕も振り回されています。海音の振り回し具合が心地いいんだと思います」と笑顔で応じる。
 綾野は「石原さんの作品をいくつも拝見させていただきましたが、そのなかでも、見たことのないような“少女感”というか、幼さとは違いますが、ものすごくピュアになる瞬間がある。そういったシーンをご一緒したシーンで拝見した時に、このピュアさが視聴者の方に届いたらきっと心を動かすことができると思いました。そして、そのピュアさに倫太郎は間違いなく治癒されている。すごいな、とちょっと芝居どころじゃなかった。これだ、これだ、と。今までにない、表情が組まれているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです」と力説。それぞれがこれまでにない互いの魅力をこの作品で感じているようだ。
 最後に、石原は「作り手が心から楽しんでいるラブストーリーです。実際にキュンキュンもしているし、楽しいと思えるし、海音としては悩んでもいる。明るい気持ちになれる作品なので気楽に見てほしいです」と胸を張り、綾野は「見てくださった人の心を豊かにできる作品。既視感のない、さとみちゃんと僕をみてもらえたらうれしいです」と自信をのぞかせた。
 続けて綾野は「何より、この作品ではみんなが個性的です。ファッションもそうですが、考え方や立ち位置。“個性はとても美しい”ということが伝えられています。ときに個性は味方にもなるし、諸刃の剣にもなる。それでも個性はどこまでも美しい、見ている人たちの心を華やかにしつつ、もっと個性的でもいいんだと、自分を過小評価せず、思っていただけたらうれしいです。なにより劇中のいろんな言葉が観ている方にとって運命的であったらいいなと思います」とそのメッセージ性にも強く共感している。どこまでも芝居に一途でありながらも、春のようなおだやかな空気感を漂わせる二人が作る“Deep”な恋物語に期待が高まる。

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