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さくまあきら、“復帰作”でシリーズ最大の売上「もう一度、悔いのない『桃鉄』を作りたかった」
リアル対戦の再現が当面の目標 ネット対戦ならではの仕様はこれからの課題
さくまあきら わざわざ他人の家に行かなくてもいいというのが、オンライン対戦の強みです。帰りの心配が不要なのは、ゲームに没頭できて遊びやすいですよね。
桝田省治 これまでの『桃鉄』のリアルな対戦と同じ楽しさを再現することが当面の目標です。ネット対戦ならではの新たな仕様や特別な楽しさを加えるのは、データが集まり、分析してからになります。
――地理だけでなく、時事ネタやブームになった商売などが物件として登場し、日本経済の歩みや時代ごとのトレンド、地方の産業について学べます。新作では国立競技場で新型コロナウイルスに関する話題も出てきます。最新の情報が随所に盛り込まれていますが、どのような基準で選んでいるのでしょうか?
さくまあきら 日頃からニュースを見てメモをしている専用の台帳があります。そこから選んでいます。いまは五輪の開催が気がかりですね。
――『桃鉄』の都心物件からは“時代のトレンド”がうかがえます。地元産業の歴史や話題の業種、最新事情などが反映されています。
さくまあきら ニュースやSNSでの話題性の高さと、子どもにもわかりやすいかどうかで載せるかどうかを決めています。
――初登場のカードやキャラクターが登場しますが、なかでも注目すべきキャラクターは?
さくまあきら 「うんちカード」系は、毎回新作を提供しているので今後が楽しみです。「もれちゃうぞカード」があんなに強力なカードになるとは思わなかった(笑)。
――最後に、一般的にはあまり知られていない『桃太郎電鉄』の意外な事実を教えて下さい。
さくまあきら 福井の蟹こぼれちゃうぞ丼は、仲良しの東京のお店でも作ってもらえるようになりましたね(笑)。
(文/武井保之)
【発売元】コナミデジタルエンタテインメント
【価格】パッケージ版/ダウンロード版 6930円(税込)
【総監督/ゲームデザイン】さくまあきら
【副監督】桝田省治
【キャラクターデザイン】竹浪秀行
【作曲】関口和之、ヒャダイン
【編曲】樹原孝之介
◆『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』オフィシャルサイトはこちら⇒(外部サイト)