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デビューから50年を超えたブレッド&バター、スティービー・ワンダーとの意外な関係とは
気心しれた仲間との50周年ライブは5月に東京・大阪で再演
二弓もともとSKYEのメンバーは昔からレコーディングで付き合ってもらっていた気心しれたミュージシャンばかりなんです。
幸矢トークの流れで、林君からデビュー曲の「傷だらけの軽井沢」を歌ってよって声がかかり、ワンコーラスだけですけど突然歌わさせられたりね。バックのメンバーが遠慮なく話をしてたのもお客さんは嬉しかったんじゃないかな。演奏はもちろん素晴らしいんで、歌っていて楽しいし、ゆったりとした気持ちでステージができましたね。
二弓林君が当時のレコーディングのドラムほとんど叩いているしね。(鈴木)茂君もほとんど入っていたしね。懐かしくて新鮮でしたね。ステージ上でバックのメンバーと遠慮のないトークができたというのは確かに面白かったですね。
幸矢彼たちとデビューから50年経って、またこうやってステージができたという感激もありました。WOWOWでの放送も好評だったようですし、5月には東京と大阪で再演しますし、ライブDVDとして発売決定してますので、ファンの人にも再度楽しんでもらえるといいなと思います。
幸矢とりあえず、声が出なくなるまでやっていこうかと。加山(雄三)さんの言葉を借りれば“死ぬまで現役“ってことでしょうかね。今や外国でもそういう人が多いですし。
二弓僕もこれからもずっと歌っていたいですね。南正人さんのようにステージで倒れたら本望ですね。たまたま最近、彼が倒れて亡くなった横浜のライブハウスで僕のライブがあったんです。ステージに立っていて、より強くそれを思いましたね。
二弓もっとポピュラーな音楽をやってほしいですね。最近は曲の魅力だけじゃなくて、ダンスやビジュアルなど視覚に訴える作品が多いじゃないですか。そういうものではなく、曲だけで勝負できるようなものを若い人がもっと作ってほしいですね。
幸矢僕たちはきちんとした音楽理論を学ばないで始めてしまったんで、スジミチがないんですよ。坂本(龍一)なんかは、ちゃんと理論を学んで来たので、いろいろなアプローチができますよね。僕たちはそうはいかなかった。そんな反省もこめて、若い人、未来の可能性がある人は音楽をちょこっとやるんじゃなく、しっかりとスジミチを立てて音楽に取り組んでもらいたいと思います。