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岩田剛典、新田真剣佑は“憑依型俳優” 取材でようやく素の姿に「それくらい役に入り込んでいる」
原作は、2012年に『第25回小説すばる新人賞』を受賞した行成薫氏の小説。お互いに親がいない岩田演じるキダと、新田演じるマコトは少年期に出会い、そこに同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)も交わり、支え合いながら平和に暮らしていた。しかし、20歳のときを境に、彼らの人生は大きく狂い始める。その後、キダは裏の社会、マコトは表の社会で、10年もの時をかけ、社会の底辺から必死にのし上がっていく。異なる世界に身を置く2人が、命がけで仕掛ける計画と、その結末に胸を打たれる衝撃のエンドロールが紡がれる。
そして、「そのあとは現場で仲良くなって少年の心を忘れない部分があると思いました。もちろん男前で華があるんですが、役に対する取り組み方や情熱を見ていて良い刺激をもらいました」と新田から学ぶことが多かったと明かす。
2人は実年齢が7歳離れているが幼なじみという役どころ。岩田は「自分たちは同世代というわけではないですが、現場にいるときのまっけんは、マコトが憑依しているかのように思えました。取材で初めて(素の)まっけんに会えたという感覚で、それくらい役に入り込んでいる印象でした。幼なじみという設定が気にならないくらい、スムーズに撮影も進んでいきました」と振り返った。