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浜辺美波“嫌だった”鏡に映る自分の姿 サボらない努力で少しずつ自信へ
忙しさも“嫌じゃない”仕事に対する貪欲さ
仕事を楽しめるように感じられるようになったのは、上京して自分の生活が送れるようになってからだという。「(故郷の石川県と)行き来する移動時間があまり得意ではなくて(笑)。お風呂のタイミングとかも『ここまで台本読んでから入りたい!』とかがあるので、自分が好きなものを作って食べて、お仕事に集中しやすい環境をつくれるようになってからが楽しいです」と自分のペースをつかんでから、よりおもしろさを感じている。
一方で、仕事が軌道に乗る前は、つらかった時期もあったと振り返る。「お仕事をたくさんいただけるようになる前、同期のみんなとやっていたワークショップの期間が今振り返るとつらかったように思えます。『シンデレラ』の同期の中でも最年少で、上の子は7歳くらい年の差がありました。ひとつのことをやるとなっても、みんなのようになかなか上手くできませんでした。ワークショップの服を選んで着ていくにしても、身長もなくスタイルも良くない体型なので、鏡でみんなと並んだ自分の姿を見るのが嫌でした」と周囲と比較して、コンプレックスを気にしていたこともあった。
少しずつ積み重ねた努力によって、2020年だけでも『アリバイ崩し承ります』『私たちはどうかしている』『タリオ 復讐代行の2人』と3本のドラマに出演。映画も『思い、思われ、ふり、ふられ』『映像研には手を出すな!』、そして『約束のネバーランド』と3本に出演している。
それでも「まだまだ勉強中というか。体調の変動もありますし、常に100点を出せるかと言われるとそうではないです。いろんな方の話を聞いて、どうやったら体調良く頑張れるのか聞いていきたいです」と仕事に対してひたすら貪欲さを見せる。まさに“シンデレラ”のように駆け上がっていった10年間。これからどのような活躍を見せてくれるのか、今後も楽しみにしたい。
インタビュー動画
プロフィール
浜辺美波(はまべ・みなみ):2000年8月29日生まれ 石川県出身
『君の膵臓をたべたい』(17年)で日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞し、19年は『映画 賭ケグルイ』『アルキメデスの大戦』などヒット作に出演。21年1月からは日本テレビ系連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』に出演。公開待機作に『映画 賭ケグルイPart2』がある。
『君の膵臓をたべたい』(17年)で日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞し、19年は『映画 賭ケグルイ』『アルキメデスの大戦』などヒット作に出演。21年1月からは日本テレビ系連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』に出演。公開待機作に『映画 賭ケグルイPart2』がある。