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浜辺美波“嫌だった”鏡に映る自分の姿 サボらない努力で少しずつ自信へ

実写化反対意見は“当然のこと” 演じる立場として「ショックは受けない」

 撮影地は標高が高く天気の移り変わりが激しいに加えて、空気も薄く、真夏の撮影でも寒さを感じるなど、体力面でのつらさも多かった現場だったという。さらに、子どもたちの中には一番若い子で4歳の子もいたので、年下の子どもたちとの撮影は「最初は心配でした(笑)」と振り返る。

 それでも「子どもたちが成長していくので『自分もやらないと』と思えましたし、毎日いろんなことが起こるのでいつも新鮮でした。そのときは大変でしたが、思い返すと癒やされましたし、元気をたくさんもらえました」と充実した時間を過ごした。
 大変な撮影時間の中で、浜辺が「すてきでした」と話すのがママ(=イザベラ)役の北川の存在だ。「北川さんは『大丈夫?』と私の体調を心配してくださって、ありがたかったです。テンションが上がってしまっている子どもたちを引っ張ってくださり、圧倒的なお母さん感がありました。私には“お姉ちゃん”という感じで接する子どもたちも、北川さんには従順でしたね(笑)」とたたずまいや北川が持っているオーラにすごみを感じた。

 スタッフ、キャストたちが準備を重ね、厳しい環境の中での撮影を乗り越えながら作り上げていった本作。ただ、実写映画化が発表されたときには、疑問や不安の声があがったのも事実だ。これまでも、多くの実写作品に出演している浜辺はそのような声をどう捉えているのか。
 「私自身漫画が好きで『これを実写化するの?』と思うこともあります。なので『実写化するべきじゃない』という声が上がることは当たり前だと思っています」と批判的な声は受け止める。その上で「そう思われてしまう事は仕方ないですし、そう言われたからといってショックは受けないです。もちろん怒りもしないです。むしろ『そうだよね』と思っています。それでも私たちは実写化をする意味を見つけて、作品を一生懸命に作りあげています。なのでひとりでも多くの方に見ていただいて、実写なりの良さを楽しんでいただければうれしいです」と力説する。

 『約ネバ』の実写化については「キュートさもライトさも残酷さも描かれているし『自分たちだったらどうするだろう』と共感してもらえるようになっていると思います。子どもたちも一人ひとりが、しっかりと生きている。どのキャラクターを見ても“人生”を感じられると思いますし、劇中には原作にはない新しく追加されたシーンもありますので原作が好きな人にも新しい発見をしていただけるとうれしいです」と原作も大事にし、大役を担ったからこそ出てきた思いを語ってくれた。

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