(更新:)
ORICON NEWS
ラッコ人気超えた? 娘のように愛でる“おじさん飼育員”に熱視線「何この通じあってます感…」
芸達者に育てた理由はパフォーマンスだけでない、生まれた時から成長見守る飼育員の愛
2004年に鳥羽水族館で誕生した時からずっと成長を見守ってきた石原さんによると、メイちゃんは「少しビビリではあるが活発で元気な女の子」だという。また非常に頭が良く、二足歩行や首を振り回す仕草、顔に両手を当てる動作など、10種類にも及ぶ芸をすぐに取得してしまったそうだ。
実はこのキュートな動きは顔の毛づくろいをしているんだそうで、この動作をするとプールで濡れた毛もふわふわ、もこもこに復活するとのこと。
野生では見ることのできないラッコのウォーキング姿が見られることは大きな話題になったが、石原さんにメイちゃんの行動で驚かされたことを聞いてみると、「小さく割った貝殻を懐にたくさん持っていることがあるのですが、これらがこぼれ落ちないように大きい貝殻で蓋をして持っていることです。どうしたらこぼれないか自分で考え工夫していたのには驚きました」とのこと。
希少なラッコを飼育する上で、何よりも健康状態に気を配っているという石原さん。出勤後すぐや退社前に必ず状態を観察することを欠かさない。一見、石原さんとメイちゃんが仲良く戯れ、芸を披露しているように見える一連の流れも、手足のキズ、いつも通り歩けない、ジャンプができていない、などの異常がないかチェックすることに役立っているのだという。しかし、「お互いが目つきや仕草、話し方(担当者の)で精神状態がわかる」というのだから、その信頼関係の深さは我々の想像を超える。