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伊藤万理華の「マイ・フェイバリット・ミュージック」 椎名林檎、PUNPEE、宮本浩次など心から愛する音楽たち
乃木坂46卒業後にハマったK-POP
伊藤万理華K-POPは3年ぐらい前からとても聴いています。いろいろ語ったら止まらない(笑)。
グループ卒業後、いろんなジャンルの音楽を聴くようになりました。その中でもBTSさんやTWICEさん、IU(アイユー)さん、BOYCOLD(ボーイコールド)さんなどをよく聴きます。
――名前が挙がった中で特によく聴くものは何でしょうか?
伊藤万理華BTSの『MAP OF THE SOUL : 7』でしょうか。
『MAP OF THE SOUL : 7』(BTS/2020年)
2013年にデビューし、世界中で活躍している人気グループの4枚目のオリジナルアルバム。タイトルにつけられた「7」という数字は、メンバーの人数やデビューしてからの年数を指し、これまでの歩みを象徴するような内容となっている。
伊藤万理華全部好きだけど、今までの歴史を振り返っての集大成の曲がきっと『We are Bulletproof : the Eternal』かと思うので、選ぶとしたらこの曲でしょうか。
BTS『We are Bulletproof : the Eternal』
J-HOPE(BTS)『Chicken Noodle Soup(feat. Becky G)』
伊藤万理華TWICEさんの『Feel Special』は感動して泣きました。J.Y. Parkさんが作られた曲で、いろんな想いがあるのを感じられて、毎日聴いています。
『Feel Special』(TWICE/2019年)
TWICE『Feel Special』
人気女性K-POPグループの日本での2枚目のアルバム『&TWICE』の収録曲。元気で可愛らしいイメージから一転、大人っぽい曲調や深く温かい愛を歌った歌詞が印象的な曲。
伊藤万理華自分がアイドルだった時は作詞されたものを自分の中で昇華して表現する形でした。何かを人に伝えたいと思ったら、自分の場合は個展のように作品にして昇華しますが、歌詞を書いたことがないので音楽を作る人をリスペクトしています。作っている人の気持ちがわかるというのは、いいですよね。
リスペクトしてやまない椎名林檎との“出合い”は、「テレビの前で思わず正座」
『Star Honey』(APOGEE/2009年)
APOGEE『Star Honey』
シンセ&グルーブを効かせたサウンドが魅力のロックバンドの3rdアルバム『夢幻タワー』収録曲。イントロの軽やかなアコースティックギターの音色が心地いいアップテンポのナンバーがアルバムのオープニングにふさわしい。
伊藤万理華メロディーがすごく好きです。曲に出合ったのが15歳で、その頃はこういう曲が好きという明確なものはあまりなかったのですが、APOGEEさんを知って、そこからいろいろ掘るようになりました。
『人生は夢だらけ』(椎名林檎/2017年)
椎名林檎『人生は夢だらけ』
シンガーソングライター・椎名林檎さんの2作目のセルフカバーアルバム『逆輸入 〜航空局〜』に収録。もともとは高畑充希さんが歌うCMソングとして提供され、その後曲・歌詞ともにアレンジしセルフカバーした。
以前、林檎さんがインタビューで、“忙しいお母さんに向けて作った曲、家事をしている時に聴いてほしい”とおっしゃっているのを目にしたのですが、お母さんでもない私でさえ、つらい時に聴くと「人生楽しみたい」「夢を持っていい」、歌詞そのままに朝に聴くのもいいし夜の帰り道を歩いている時でも、自分が1人でいる時に聴きたい曲。誰にも見られずに踊りながら聴きたいです(笑)。
伊藤万理華そうなんです! 林檎さんの曲が好きな理由は、ビジュアルもライブの演出ももちろんなのですが、聴くと「主人公になれる」と思える部分は大きいです。それってすごいパワーですし、そういう曲を毎回作りだしていることに、すごく憧れています。
『カーネーション』(椎名林檎/2011年)
椎名林檎『カーネーション』
12枚目のシングル曲で、NHK連続テレビ小説『カーネーション』主題歌として書き下ろされた。ちなみに、歌詞中に「カーネーション」というフレーズは登場しない。
東京事変『女の子は誰でも』
椎名林檎、亀田誠治らが所属するロックバンド。2012年の解散前に発表された、当時の最終シングル『空が鳴っている/女の子は誰でも』の収録曲。バンドは2020年の元旦に再始動が宣言された。
エンターテインメントに自分がすごく元気をもらっていることを実感し、音楽って素晴らしいなと思えたので、とても思い入れがありますね。画面の前で正座して観たぐらい、すごいパワーを感じました。
伊藤万理華自分が得意なものや好きなものがはっきりしたのが、ちょうど15歳の乃木坂に入ったぐらいの時期でした。そんな多感な時期に林檎さんの音楽に出合ったので、一気に憧れました。