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ある朝、長男の部屋が空っぽに…子どもが家を出て行ってしまう夢を見た母親の実録漫画に共感の声
長男の部屋がすっからかん…驚いた月野まるさん（画像提供：maru_tsukino）
「自分が親になって初めて親の気持ちがわかった」 実家を出て行く長男に対する複雑な思い
――「散らかっていた長男の部屋がすっからかん！」の漫画には、多くの共感の声が寄せられていましたが、そのことについてはどのように感じていますか？
【月野まる】自分が親になって、同じ立場になって、初めて親の気持ちがわかるんだなぁと改めて思いました。みなさんがおっしゃるように、小さい頃や中学生までは家を出て行く姿なんて遠い未来だと思っていました。でも、高校生になってバイトをして自分でお金を得ることができるようになり、「働けるようになったんだなぁ…家を出る日も近いのかもしれない」と思ってから家を出るまでは、あっという間だった気がします。
――実際に長男さんは実家を出られたそうですが、一人暮らしをすると聞いたときはどのような感情になりましたか？
【月野まる】長男には就職が決まった時点で、「引越し資金が貯まったら、すぐに一人暮らしするから」と宣言をされてしまい…。私の中では1〜2年先だと思っていたので、「え？そんないきなり？」とショックが大きかったです。
――いきなりだと衝撃も大きいですよね。
【月野まる】最初は寂しさでしたが、そのうち一人暮らしで水漏れさせたり、火の取り扱いを間違ってアパートを爆発させたりしたらどうしようとか、そんな心配ばかりが頭に浮かんでいました。心配すぎて夢にも出てきたほどです。
「人とのつながりを大切にできる大人になってほしい」 親としての願い
【月野まる】最初の頃は、私もスルーするスキルも器もなく、目には目を状態で売られたケンカは買う状態でした。お互い熱くなっているときはダメですね…。ヒートアップするだけなので…。
――すごくよくわかります…。
【月野まる】私はカッと来たときは、よくプチ家出をしていました。近所のカフェに行ってコーヒーを飲んでケーキを食べると怒りがおさまるので、その後、帰宅してからもう一度話します。その頃にはお互いに熱が冷めているので…（笑）。
――立派に成長されたお子さんの、やっぱりこんなところはかわいいなと感じる部分は？
【月野まる】まだまだ立派ではないです（笑）。かわいいなと感じるところは…なんだかんだ言っても、ときどきは実家に帰って来てくれることでしょうか（地元の友達に会うついでだったりしますが…）。かわいいなと思ったエピソードも描いています。
――息子さんたちには、どのように成長していってほしいですか？
【月野まる】とにかく心身ともに元気で生きてくれれば！人とのつながりを大切にできる大人になってほしいです。そして、子どもたち自身が幸せだと思える人生を送ってもらえたら最高です。
――月野さんご自身は、SNSで今後どのような発信をしていきたいですか？
【月野まる】引き続き、日常のエッセイ漫画や過去の育児のことを振り返って描いたり、おでかけ情報、おすすめグッズ、日常のおもしろかったことを描いたり…好きなことを発信していきたいと思います。
「ナイフみたいにとがってら 反抗期男子観察日記」
