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「汚し」の練習で作り上げた"フランス製"ドイツ軍戦車「模型の表現は無限の選択肢があり、どれが正解ということはない」

歴史考証や組立て精度ではなく、塗装やウェザリング仕上げを見てほしい

――『Pz.Kpfw. S35 739 (f)』は、第二次世界大戦中に、フランスで開発されたにもかかわらず、ドイツ軍の侵攻で陥落後、鹵獲(戦争などで敵の兵器・武器を奪うこと)され、ドイツ軍の兵器として使用されるという、数奇な運命をたどった戦車として知られています。もともとフランス軍仕様だった、ベースキットをドイツ軍に変更した理由は?
まんた泥とホコリの表現を練習するにあたって、それらはグレーの塗装によく映えることと、ネット上でもあまり見なかったS35のドイツ軍仕様での作品を作ってみたかった、というのが大きな理由です。僕はどちらかと言えば歴史考証や組み立て精度ではなく、塗装やウェザリング仕上げで魅せるのが好きなんです。
――兵士の様子から想像するに、ドイツの快進撃が続いていた頃の様子でしょうか?
まんたストーリーとしては、フランス軍を手玉に取り、意気揚々と進軍しているドイツ軍の中の一車両、というシーンをイメージして制作しています。
 兵士は、顔を後ろに向けてのポージングなので、目線も後ろ、後続の車両に合図を送っているようなシーンをイメージしています。状況は快進撃の最中で士気も高く、向かうところ敵無し、といった雰囲気があったとは思いますが、この兵士の表情は硬く、状況が有利でも気は抜けない、そんな心情をイメージしました。どんなときも冷静に、着実に任務をこなす。そんな性格の兵士かもしれませんね。
――本作制作の上で一番こだわったところ、苦労したところをそれぞれお教えください。
まんた一番こだわったところはやはり足回りの泥表現です。足回りの側面に履帯が乗る形で装甲板が付いているのは、数ある車両の中でも多くなく、加えてこの部分が車両の使用感を演出する上で重要な要素になり、最終的な仕上がりを大きく左右する部分だと考えました。なので、この箇所についてはかなり慎重にウェザリングを施し、失敗や成功を繰り返しながら仕上げていきました。一番苦労したのもこの部分です。

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