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静から動の落差と締めの「UQ♪」 強烈な残存効果を残す『UQ三姉妹CM』演出の妙
■格安スマホの負のイメージをいかに払拭できるか? わずか半年で会社認知度を24%から90%に
「当初のミッションはとにかくUQの認知を上げること。当時、格安スマホ市場は有象無象の熾烈な争いを繰り広げており、ワイモバイルが突出した存在でした。『UQモバイルを知っていますか?』と調査を行い、「知っている」と答えた人はわずか24%。そこで、半年以内にワイモバイルさんらと肩を並べる存在感を手に入れることを目標として掲げ、CM制作が始まりました」(杉浦さん/以下同)
半年以内に認知度を上げるためには、フレームとしてインパクトの強いものが必要だった。「当時、格安スマホと言えば、安かろう悪かろうのイメージがどうしてもありました。低価格だからこその“安っぽさを感じさせない”ブランドにしたいと考えました」
“安っぽさを感じさせない”ため、キャスティングも“それぞれ個性の違う圧倒的な美人”にこだわった。美術やメイクにもこだわり、視聴者から「あの深田さんが着ている服はどこで買えるのですか?」という問い合わせが来るほどのビジュアルに仕上げ、わずか半年後の認知度調査では、24%から90%に向上させた。