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マスクの習慣化で”耐久”アイライナー好調、ヒロインメイク担当者語る「史上最強をうたうのは並々ならぬ努力」
メイクのトレンドは”囲み目”から”抜け感”に、ブラウン系アイライナーが伸長
――新商品のアイライナーには“ヒロインメイク史上最強”という文言が。よりこだわったところは?
「一番は“耐久性”ですね。ヒロインメイクの耐久力は、お客様からもかなり期待されている部分です。独自の比率でブレンドした“スーパーウォータープルーフ処方”で美しいラインをキープできます。次にこだわったのが、“なめらかな描き心地”。リキッドの量をコントロールするアジャスターを新規採用しています。
耐久性となめらかさは、本来なら相反するものなんです。なめらかさを追求すると耐久性が落ちる。耐久性を追及すると、ペン先が掠れやすくなってしまう。開発はすごく繊細で、納得するゴールが見えずくじけそうになることもあったと聞いています」
――以前のパッケージよりも、新商品のパッケージは大人っぽいデザインに変わっていますね。
「セルフメイク市場ですので、いかに多くの方々の手に取ってもらえるかが大事。少し“高級感”を持たせているという部分でも、新しい試みですね」
――発売当初の15年前と現在では、メイクにまつわる環境の変化を感じることはありますか?
「今も昔も、『まつ毛をより長く、目をパッチリ大きく見せたい』という意識に大きく変わりはないと思っています。15年前は、“囲み目メイク”という目元を盛るメイクが盛んでしたよね。最近は、“抜け感を出すメイク”がトレンド。抜け感というのは、ただ手抜きをするのではなく、やりすぎないでやわらかい印象を出すことを意味します。弊社の商品でも、アイライナーの売れ筋はブラックだったんですけど、新商品においては『ブラウンブラック』というブラックとブラウンの中間色カラーの売れ行きが好調なんです」
――どれだけ売れているんですか?
「お店によってバラつきはありますが、ブラウンブラックが漆黒ブラックよりも倍近く売れているお店もある。ここまでブラウン系のアイライナーが売れる時代が来るんだと、ちょっと驚きでした。ブラウンブラックは、アイシャドウを寒色系にしても暖色系にしても、どっちにも合いますからね。万能な色で使い勝手もいい。だから皆さんに購入していただけるのだと思っています」
――今後ヒロインメイクのブランドとしての展望は?
「ヒット商品を作ること自体が難しいと言われるなかで、ヒット商品であり続けることはさらに難しい。“史上最強”をうたうのは並々ならぬ努力が必要です。ブランド15周年を迎え、これからもお客様の期待に応え続けたい。“いかなるときも、美しく”というブランドコンセプトを守り続けていきたいです」