(更新: ORICON NEWS

“泣ける”『Nizi Project』デビューまでの道のり【Part 1後編】 TWICE モモ&サナ絶賛の努力と才能

#9 起死回生の“大逆転” 「来てください」に待機室も涙

東京合宿の最終審査「SHOWCASE」では、26人が5つのグループに分けられ、それぞれに与えられた課題曲を2日間(48時間)かけてレッスンし、衣装を着て発表します。「ガールズグループとしてステージに立ったときの姿を確認するステージ」となり、これまでの評価基準3つ(ダンス・ボーカル・スター性)を総合的に評価。合宿中にどれくらい成長したかや、誠実さなども確認するといいます。

SHOWCASE当日。参加者たちの待機室にはサプライズゲストが現れました。TWICEのモモさんとサナさんです。2人が顔をのぞかせると、悲鳴に似た驚きの声や歓声があがります。モモさんは「今日は皆さんのステージを直接見るために来ました」と明かし、サナさんは「練習時間が結構短かったと聞いたんですけど、苦労をたくさんしましたよね」とねぎらい、エールを贈りました。

特別審査員としてモモさん&サナさんが同席するなか、J.Y. Park氏は「今日の評価が最後の評価であり、韓国へ行く最終メンバーを選抜します。今日までNiziキューブが1つもなくても、4つのキューブをすべて手に入れることができます」と説明。「はじめましょう!」と号令をかけると、それぞれのグループが自らつけたグループ名を取り入れた挨拶をしたうえでパフォーマンスを披露していきます。
【1組目】Niziガールズ
メンバー:スズ(リーダー)【3】、リオ【2】、モモカ【2】、ヒナ【0】、メイ【1】

課題曲:Wonder Girls『Be My Baby -Japanese ver.-』(2011年)

※【】内はこれまで3つのテストでのキューブ獲得数

Niziガールズのパフォーマンスは6:10〜19:28

特別審査員のモモさんとサナさんは、最も目に入ってきたメンバーはスズさんで一致。「最初のポーズを見たとき、自信がないのかなと思ったんですけど、自分のパートのときは誰よりも一番輝いていました」(サナさん)と評しました。

J.Y. Park氏は「僕は正直、1人しか目に入ってきませんでした。曲のように目の前にいる男性の心を奪おうという感情を動作で表したのは唯一、モモカさんだけでした。中学3年生にもかかわらず、それ以上の表現力を見せてくれたのが印象的」「今日は完全にスターでした」と絶賛。モモカさんがスター性テストでは獲得できなかったレッドキューブを授与されました。
【2組目】5PM
メンバー:マコ(リーダー)【3】、アヤカ【2】、アカリ【3】、キョウカ【1】、モエノ【2】

課題曲:2PM『Again&Again』(2009年)

5PMの登場は19:29〜25:12

モモさんは「みんなこの曲を知らないと言っていたんですけど、知っているかのようにすごくうまくてびっくりしました」と称賛。目に入ってきたメンバーとして、モモさん・サナさんともに、アヤカさんとマコさんの名前をあげました。

5PMのパフォーマンスは0:35〜8:59

韓国語の歌詞、男性曲、全員が初めて聴く曲とあり、J.Y. Park氏は「SHOWCASEの中で一番難しい曲です」と伝えます。「5人のチームワークがいい」と褒めましたが、「僕はマコさんに初めてよくない評価をすると思います」と切り出しました。

「ボーカル1位、ダンス1位の人が、今日なぜ最高の実力が発揮できなかったのかというと、力を入れ過ぎています。体に力が入り過ぎているから声が細くなり、動作が硬くて小さくなります」と、まさかの厳しい評価に緊張感が張り詰めます。

レッスンで苦戦していたアカリさんに対しては「僕が地域予選でなぜこんなに印象に残ったのかを再確認できました。力を抜いた状態で、入れるべきときに的確に入れていました。今日のアカリさんにはここにあるキューブをすべてあげたいけど、もう3つ全部もらっているね。よくできました」と称賛しました。
【3組目】Team DALLA DALLA
メンバー:ニナ(リーダー)【2】、リリカ【1】、ユナ【3】、マユカ【0】、エリナ【0】

課題曲:ITZY『DALLA DALLA』(2019年)

Team DALLA DALLAのパフォーマンスは9:00〜24:10

モモさんは「エネルギーがあってすごくよかったです」とTeam DALLA DALLA のパフォーマンスを称えます。目に入ってきたメンバーは、モモさん・サナさんともにユナさんをあげ、「ユナさんの表情は見ていて楽しい」(サナさん)と伝えました。

J.Y. Park氏は「ニナさんは歌が本当にうまいです。踊りながら歌うという前提で、参加者の中で一番うまい」と、力を入れずに高音が出せることを褒めちぎります。しかし「改めて感じましたが、ダンスがまだ実力不足です。ダンスにハマってほしい」とも要望しました。

また5人の中で「マユカさんが一番目に入ってきました」といい、「キューブを1個もあげていないのに、まるで全部獲得した人のように、明るく自信を持って楽しそうにやっている姿がとても不思議でした」とマユカさんの起死回生のパフォーマンスを称えます。

「ダンスでもボーカルでもキューブをあげるかどうか迷って、結局あげなかったんです」と伝えると、「来てください」と手招き。待機室では大歓声があがり、リクさんの目には涙も浮かびます。一気にダンス、ボーカル、スター性3つのキューブをもらう大逆転劇をみせたマユカさんに、モモさん・サナさんも惜しみない拍手を贈りました。

#10 20点増の能力 「歌うとき、踊るとき、演技力がいかに大切か」

【4組目】miss G
メンバー:リク(リーダー)【3】、リマ【3】、マヤ【3】、レイ【1】、フウナ【0】、アヤネ【0】

課題曲:miss A『Bad Girl Good Girl』(2010年)

miss Gのパフォーマンスは0:48〜17:14

モモさんは目に入ってきたメンバーとしてマヤさんとリマさんをあげ、サナさんも「ラップがかっこいい。声も魅力的で、私もリマさんに一番目を奪われた気がします」と笑顔で伝えました。

J.Y. Park氏はマヤさんに対し「実際は70〜80点くらいなのに、90〜100点のように思わせる能力があります。表情、体の演技で実力をカバーしています。歌うとき、踊るとき、演技力がいかに大切なのか、マヤさんが見せてくれています」と称賛。続けて「一番褒めてあげたいことは歌です。本当に上手でした」と豊かで厚みのある歌声を褒め、マヤさんは号泣しました。
【5組目】TTチーム
メンバー:ミイヒ(リーダー)【3】、リリア【2】、ミウ【1】、カコ【0】

※アナは膝の痛みで辞退

課題曲:TWICE『TT -Japanese ver.-』

TTチームが登場は17:30〜24:21

課題曲がTWICEの楽曲とあり、モモさんは「自分(モモさん)のパートのミイヒちゃんの表情がすごくかわいいなと思って」とにっこり。サナさんも「ラップ中にモモちゃんの(ような)表情が見えたり、“やめて”っていうとき(TWICEの)ダヒョンちゃんの表情が見えたり、楽しかったです」とミイヒさんに魅了されていました。

TTチームのパフォーマンスは0:35〜10:31

J.Y. Park氏は「今日のチームリーダーの中で褒められた人はいないです。なぜなら、リーダーを任せられるくらいだから期待値がとても高いです。だから本当に飛び抜けてうまくない以上、驚かないです」と切り出し、一気に緊張感が走ります。

しかし、「5チームのリーダー5人のうち、ミイヒさんだけが僕を驚かせてくれました。ダンス、歌、表情、欠点がないパフォーマンスでした。今日SHOWCASEに参加した全員の中で一番上手でした」と賛辞を送られ、ミイヒさんは安堵の涙をぬぐいました。

こうして5組のパフォーマンスが終わり、4つ目の評価項目である「人柄」評価も含めた最終結果には、(1)JYPスタッフによる参加者の様子の観察(2)合宿期間中毎日行われた参加者同士の投票、さらに、トレーナーほかスタッフの投票が加味されます。

最終順位発表 上位14人が韓国合宿へ

結果、1位〜6位までの6人が最後の「人柄」キューブも含めて4つをコンプリートし、文句なしに韓国行きが決定。追加合格者として、7位〜14位までの8人も韓国行きの切符を手にし、計14人がデビューに向けて6ヶ月間のトレーニングを積むことになりました。

最終メンバー発表は12:11〜21:24

■最終順位 ※敬称略
1位 マコ(キューブ)
2位 ミイヒ(キューブ)
3位 マヤ(キューブ)
4位 リマ(キューブ)
5位 リク(キューブ)
6位 ユナ(キューブ)
以下、追加合格者
7位 ニナ(キューブ)
8位 スズ
9位 モモカ
10位 リオ(キューブ)
11位 アカリ
12位 リリア(キューブ)
13位 マユカ
14位 アヤカ(キューブ)

ダンス、ボーカルに続いて最終順位でも見事1位に輝いたマコさんは「今まで韓国で2年7ヶ月練習してきて、今回が私にとっては最後(の挑戦)だったので、2年7ヶ月間無駄じゃなかった」と涙、涙。

また、ギリギリ14位で韓国行きを決めたアヤカさんも初めて涙を見せ、「私はまだ実力が全然足りていないので、選んでくださったことに恥じないように頑張りたいと思います」と決意表明しました。

『Nizi Project Part 2』

『Nizi Project Part 2』

この結果を受け、昨年12月末からは13人(1人辞退)の練習生たちが韓国・ソウルのJYPトレーニングセンターで合宿をスタートさせました。この模様に密着した『Nizi Project Part 2』(毎週金曜22時最新話更新 全10話予定)が4月24日からHuluで配信開始。同17日からは日本テレビ『虹のかけ橋』(毎週木曜 深0:59〜1:29)で、J.Y. Park氏の解説を交えた番組も放送中です。


同局系情報番組『スッキリ』(月〜金 前8:00)でも不定期に特集が組まれ、「追いキューブ」「キューブの在庫」といった新たな言葉も生まれて大盛り上がり! ハマる視聴者が続出しています。今からでも間に合います。スター候補生たちの虹色に輝く未来を応援しましょう!
『Nizi Project』関連情報

『Nizi Project』公式サイト
https://niziproject.com/

Hulu『Nizi Project』
毎週金曜22時 最新エピソード更新
https://www.hulu.jp/nizi-project/

日本テレビ『虹のかけ橋』
毎週木曜24時59分
MC 古坂大魔王、森圭介(日本テレビアナウンサー)
出演者 J.Y. Park(パク・ジニョン)、Nizi Project練習生
https://www.ntv.co.jp/nizikake/
fanthology!関連記事

『Nizi Project』デビューまでの道のり【Part 1前編】

乃木坂46ら坂道シリーズを手がけるソニーミュージックと、2PMやTWICE、過去にはWonder Girlsを輩出した韓国の大手芸能プロダクション・JYP Entertainmentの共同事業として、「世界で活躍できる新しいガールズグループ」を発掘・育成する『Nizi Project』(通称ニジプロ)。1万人以上が参加した地域予選、26人に絞られた東…

“まだ間に合う”『Nizi Project』練習生プロフィール一挙紹介

ソニーミュージックとJYP Entertainmentが共同事業として「世界で活躍できるガールズグループ」を発掘・育成する『Nizi Project』(通称ニジプロ)。4月下旬からは最終デビューメンバーを決める韓国合宿に密着したHulu『Nizi Project Part 2』の配信、日本テレビ『虹のかけ橋』の放送もスタートしました。練習生たちのひた…

【おうちJO1】話題の“筋肉キス”やお茶目なクイズなど…神ショット11選

1カ月半にわたって続いていた緊急事態宣言が解除されました。今年の春は、外出自粛のため旅行や遊びに出かけられず、家で過ごす時間が増えた方が多いかと思います。そんな中で、多くのアーティストが貴重な“おうちショット”を公開。自宅待機している皆さんの心をほっこりさせてくれました。 今回は、11人組グローバルボー…
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(6月11日掲載)

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索