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テリー伊藤が見据えるYouTubeの可能性 「ギリギリを狙うことがクリエイターの創造力であり腕の見せどころ」

規制で面白いことができない=クリエイターとして負けを認めるようなもの

──先ほど初期テレビ時代の"ゲリラ撮影"のお話をされましたが、今のテレビでは当然いろいろな問題が発生します。でもYouTubeならできる、みたいなところはあるんですか?
テリー伊藤いやいや、オレはYouTubeでも公道でロケをする前にはちゃんと警察に届けを出すし、顔が出る人にはちゃんと許可をもらってますよ。ほかのYouTuberはわかんないけどオレは大人だし、テレビを作ってきたノウハウもあるしね。よく『テレビではできないことがYouTubeではできる』とか言う人もいるけど、たしかに企画に関してはそうかもしれない。けどルール的なことは、YouTubeだって一緒だよ。むしろシビアかもしれない。反応がダイレクトに来るからね。例えばさ、旧車の企画で『このクルマいいですね〜』って触るじゃない。するとコメント欄で『素手で触んなよ、バカ!』とか批判されたりする。中古車を触ったくらいじゃ、テレビの視聴者はわざわざクレーム入れてこないですよ。

──テリーさんと言えば、斬新かつ過激な企画で伝説的なバラエティ番組を数々を作ってこられたイメージがあったので意外です。
テリー伊藤「めちゃくちゃやってましたね〜」とかよく言われるけど、オレはその時代時代のルールにはちゃんと則ってきたんですよ。じゃなかったら、そもそも企画だって通らない。修学旅行の門限と同じで、門限が10時だったら9時59分59秒ギリギリに帰ってくるのが面白いわけで、それがクリエイターの創造力であり腕の見せどころなんです。門限を破って夜中じゅう遊び歩いたら、意味が違ってきちゃう。
──では長らくテレビ業界にいるテリーさんとしては、テレビのコンプライアンスが年々厳しくなっているのは感じますか?
テリー伊藤もちろん昔はOKだったけど、今はNGになったことはたくさんあります。だけど、別に『昔はよかった』なんて思わない。規制が厳しいから面白いものができなくなったって言うのは、クリエイターとして負けを認めるようなものだからね。門限が6時に早まったんだったら、5時59分59秒の面白さを狙いにいけばいい。けど最近は門限が6時なのに、5時に帰ってきちゃうテレビマンが増えてるのはたしかに感じるかな。わかんないけどね、現場が自主規制してるのか、上のお偉いさんがストップをかけてるのか──。まあ、どっちにしてもオレは昔も今もただの"出入り業者"で局の人間じゃないから、今のテレビはそうなんだなと思うしかないよね。

──コロナ禍で、テレビ業界もスタジオでの収録ができず、過去作品の総集編、再放送が多く、それらが視聴率を取っています。そんなテレビ界の現状をテリーさんはどうご覧になっていますか?
テリー伊藤情けないな。総集編、再放送は手堅いと思うよ。けどさ…。リモート収録も始まったけど、従来のやり方がリモートになっただけで、新しいアイデアが生み出されてこなかった。仕事なくて暇な芸能人のそれぞれの家に定点カメラ仕掛けて、見せればいいんだよ。そうすればお金もかかんないし。何が大切かっていうと、このときにどんな気持ちでいるのか。失恋してるときは、同じ失恋してるやつの顔見たいんだよ。ハッピーなやつ見ると、腹たってくるんだよ。そういうことをやれなかったテレビは、想像力がないんだよ。

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