ORICON NEWS
「手を洗う以前に触りたくなくなる」大人にも効果絶大?“手を洗いたくなるシール”に反響
吉岡峡子さん職場で、感染症対策のため「こまめに手洗いをしよう」と決めました。清潔の概念や知識、価値観は個人で違うので、確実に手洗いができるようにお互いに声をかけることにしました。しかし、大人に対していまさら「手を洗った?」と声をかけるのはしづらく、自分でも、言われて手を洗うのは快くないなと感じていました。そこで、帰ってきたら自動的に手を洗いたくなってしまう仕組みとしてウイルス柄のシールを作りました。
――ウイルスはなんともいえない表情をしていますよね。
吉岡峡子さんシールを作る前にウイルスのイラスト画像を検索してイメージを検討しました。かわいいよりは凶悪な顔つきのほうが手洗いを思い出しやすいだろうとちょっと悪そうな目つきにしました。
吉岡峡子さん職場の出入口のドアノブに貼っています。帰社したタイミングでドアノブを見るので、「あっ、手を洗わなきゃ」と思い出します。習慣づくまでのうっかり忘れがなくなりました。一番最初に帰社した人の「うわっ、ナニコレ!?気持ちワルっ!」という声がドアの外から聞こえたときはしめしめと思いました。思うツボでした。社内ではもう手洗いを忘れる人はいません。
――このシールをどのように活用していただきたいですか。
吉岡峡子さんウイルスは見えないので、専門的な知識を得るか想像するしかありません。シールでイメージすれば誰でも想像しやすくなりますから、家族や職場などで感染予防の意識レベルを合わせるのに使っていただきたいです。Twitterで「シールを貼ったら夫が手を洗うようになりました」というコメントをいただきましたがまさに“それそれ!”でした。
SNS上では他にも「見える化」「心理作戦」「ウイルスと言われても全然ピンとこなかったけど、これを貼ってくれてたら絶対に手を洗う」という声が挙がっており、単に「手を洗おう」と言われるよりも効果を感じている人が続出しているよう。“手を洗いたくなるシール”のデザインは吉岡さんのブログで誰でも無料ダウンロードできる。