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「これぞ会心の一撃?」ナイーブな“はぐれメタル”に反響、闘病中の漫画家明かす「人間味描きたい」
漫画や動画などを通してもっと影響力のある人物になるのが目標「支えてくれている人に恩返しがしたい」
【ジョンソンともゆき】メリットはやはりリアクションが早いことですね。パッと描いてパッと投稿して見ている方もパっと楽しめる。このスピード感はSNSならではかなと。逆に、デメリットは数字を意識しすぎてしまうことですね。RT数やいいね数って絶対的な面白さの評価じゃないことは分かっているのに、みんな気にしてしまう。
――そう思います。
【ジョンソンともゆき】「引用RTで一言添えたい」が動機だったり、拡散したくなる理由は面白さとは別なんですよね。だから、「純粋にSNSで面白い漫画を描いて投稿したい」という方は、数字を気にしない方がいいと思います。
――ジョンソンともゆきさんは、気にされないですか?
【ジョンソンともゆき】矛盾してしまうんですが、僕自身はめちゃくちゃ数字を気にしています。数字がいいということは、人の目にも留まりやすいので。僕は現在闘病中の白血病の治療費のこともあり、どうにかSNSを通じて仕事をもらいたいと思っているので…。多くの人が見てくれている状態で漫画を投稿することを意識しています。
――例えばどんなことを意識されているのでしょうか?
【ジョンソンともゆき】以前は、たまに投稿する1コマ漫画の評判が良かったんですが、今は逆で、たまに投稿する2〜4コマ漫画の方が評判がいいんです。やっぱり同じ形で投稿を続けていると、いつも見ている人が飽きてしまうんでしょうね。特に1コマ漫画は物語の発展を見せることができないので、読みやすい分、見慣れてしまう。一度離れた心が戻るのは難しいと思うので、常に一辺倒にならないことが重要だと思っていますし、意識しているところです。
【ジョンソンともゆき】漫画や動画などを通してもっと影響力のある人物になりたいです。自分の周りにいる「コイツこんなに面白いのに…!」って人を引っ張り上げられるぐらいになって、その人たちと一緒に楽しいことができればいいなと思っています。そのときには、今見てくださっている方々も一緒に楽しめる空間ができればいいですね。
――闘病中とのことですが、漫画を描くことがつらい時もあるのでしょうか?
【ジョンソンともゆき】白血病が発覚してからはずっと精神的に辛くて、毎晩眠れなくて、本当にこれからどうしたらいいんだ?と悩んでいました。2019年9月に投稿した白血病の治療費の援助を求めるnoteの記事を投稿したのですが、本当は投稿するか否か1週間くらい迷ったんです。でも、本当にたくさんの方にメッセージとともに支援をいただき、金額以上に気持ちが救われました。
――漫画とSNSを通じて素敵なコミュニケーションも生まれたのですね。
【ジョンソンともゆき】そうですね。振り返ると、あれが自分の人生のターニングポイントだったのかもしれません。あのときと、そして今も支援してくださっている方にコンテンツで恩返しがしたいですし、自分が有名になって影響力が出て経済的にも余裕が出たら、支援してくださった方々全員を招待できるぐらいの大きいイベントを開催して、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。
――ジョンソンともゆきさんにとって、4コマ漫画とは?
【ジョンソンともゆき】自分を表現できる場、みんなハッピー最強コンテンツです!