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千葉雄大、30代でも貫き通した“可愛い推し” 『いいね!光源氏くん』から見るキャラ変しない気概

ブレずに貫き通して30代で「可愛い」の代表格に、「あざとさ」との合わせ技でマルチな活躍も

 18歳からモデルとして活動後、21歳で『天装戦隊ゴセイジャー』(2010年/テレビ朝日系)の俳優デビューした千葉。戦隊もののレッドといえば熱血キャラが定番だが、同作で演じたアラタ/ゴセイレッドは“マイペースな天使”。その斬新な設定が、女の子のような甘い顔立ちとマッシュルームカットの千葉が絶妙にマッチして印象を残した。

 その後も持ち前のルックスを活かしたキャスティングが相次ぎ、少女漫画原作の映画『アオハライド』では「ぬくもり系男子=ヌクメン」とキャッチコピーがつけられたことも。やがて「中性的で可愛い」俳優としてのポジションは不動のものとなっていった。

 しかし、本人としては「ずっと『可愛い』と言われることが多くて。そのイメージが大きくなっていて、現場で『ここは可愛らしくお願いします』と言われるのが苦手」(ORICON NEWS/2015年1月3日)と、そのイメージに抵抗を覚えたこともあったと明かしている。20代も半ばを過ぎると、“爽やか”や“可愛い”といったビジュアルに縛られるイメージは役の幅を狭めるリスクもある。千葉もまた、「悪役に挑戦してみたい」と過去に語っており、そうしたイメージからの脱却を考えた時期もあったのだろう。

 ところが千葉が選んだのは「可愛い」を捨てるのではなく、より戦略的に押し出すことだった。インタビューでも「最近は振り切って、(ぶりっこポーズで)“ニコ”みたいな、何でもできちゃうようになりました(笑)」(ORICON NEWS/2015年7月09日)と迷いから吹っ切れたことを語っている。

 映画『帝一の國』(2017年)では、共演の志尊淳と“新旧可愛い対決”が話題になったが、「可愛い」を受け入れ、しっかりと笑いに昇華。同作のように、あえて「可愛いキャラを演じる」という開き直りはバラエティ番組でもうまく作用し、時折繰り出す毒舌や腹黒さとルックスとのギャップも相まって数々の爪痕を残している。

 4月17日に放送された世の中に溢れる“あざとさ”を語り尽くすバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)では、「最高峰のあざとさを誇るイケメン」として出演。千葉の明かした年上女性の攻略法には、“あざとい代表”の田中みな実ですら「これされると恋愛対象になっちゃうかも」と唸らされるほど。さらに、「田中さんはチョロい」と小悪魔な笑顔を披露するサービスぶりに、「毒あって、ギャップが最高」「神回」「めっちゃ好きになった」とSNSが賑わった。

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