(更新:)
ORICON NEWS
令和婚でも直筆は人気、「美文字」ブーム経て ボールペン字講座の現在地
「美文字」受講者層は20代が最多 45年で目まぐるしく台頭した“ある系列”
ちなみに、「ボールペン字講座」がスタートした頃の人気講座ベスト3を挙げると、「1位・ペン字講座、2位・書道講座、3位・手編み講座」だった。現在の人気ランキング(性別、年代問わず)は、「1位・医療事務、2位・調剤薬局事務、3位・ファイナンシャルプランナー(FP)」となっていて、比較的“職業に直結する”講座に人気があるようだ。その中で「実用ボールペン字」は5位につけていて、担当者も「ユーキャンの主力講座の一つであることは間違いありません」と断言している。(※順位はユーキャン公式HPより)
21世紀、手書き機会が「激減」 文字は手で書くよりも“入力する”ものへ
21世紀以降はどんどんデジタル化が進み、文字は手で書くよりもパソコンや携帯電話で“入力する”機会の方が多くなっていく。つまり手で文字を書く機会が「日常で必須」なものから「特別なもの」へと変化していったのだ。それに伴い、「ボールペン字講座」も「受講者層の変化は特にありませんが、残念ながら以前と比べると受講者数はかなり減りました」とのこと。
2008年には任天堂から『DS美文字トレーニング』が発売され、タッチペンで文字の練習をする人が増えた。ユーキャンも、これまでタッチパネルの機器メーカーから何度か「タッチパネル化」の打診を受けたそうだが、「大まかな字形のチェックはできても、ハライやハネなど細かくなる線が、タッチパネル機器では再現できなかった」などの理由から導入に至らなかったようだ。