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付録で再現?ドラえもん「アンキパンメーカー」に反響、『小学一年生』の想い

 小学館の児童学習雑誌『小学一年生』最新号の“ふろく”が、SNS上で話題だ。最新の10月号の付録は、なんと「アンキパンメーカー」。『ドラえもん』のひみつ道具の中でも人気の「アンキパン」をモチーフにしており、SNS上では「ついつい買ってしまった」、「アンキパンが作れるとか最高じゃないか…」との声が寄せられている。なぜ「アンキパンメーカー」を付録にしたのだろうか。『小学一年生』編集部の長竹俊治さんに聞いた。

“文字を学習する”という絡みで、「アンキパン」に模した付録を展開

 1925年に創刊された『小学一年生』は、低学年を中心に長年にわたり愛されてきた児童学習誌だ。とくに近年では、SNS上で“ふろく”が注目されており、「アンキパンメーカー」も過去に2回、付録化されている。付録になった経緯について、長竹氏はこう振り返る。

 「毎年、“文字”をテーマにした号を予定しておりまして。“文字を学習する”という絡みで、『ドラえもん』のひみつ道具のひとつである『アンキパン』に模した付録を付けることにしました。また合わせて付いてくる『学習漢字1026の本』も、小学校6年間で習う漢字がすべて掲載されており、人気の付録となっています」(長竹氏)
 「アンキパンメーカー」の使い方は、こうだ。カタカナ50音と数字の文字パーツから好きな文言を選び、『ドラえもん』スタンプを兼ねた台座の裏にセットして、食パンに押しつけるだけ。トースターに文字面のくぼみができるため、トースターで焼くと、文言が浮かび上がってくる仕組みだ。長竹氏は、同付録について「パンという食材を介したコミュニケーションツールのひとつとして、親子で活用していただきたい」と想いを語る。

 発売後、SNS上では「新学期の朝食はアンキパン」、「付録でアンキパンを作ったら、朝全然食べないうちの子が完食!ありがたい」、「息子殿大喜びで食パン3枚も食べた」など、親子で実際に試して作ってみたコメントが相次いでおり、なかには「アンキパンメーカーでパンに問題を書いて、それを息子が答えながら食べている。今日はどんな問題かなーって楽しみながら。親子の会話、勉強にもなり、ステキな朝の時間がすごせてオススメ」といった声も寄せられている。
 なお『小学一年生』は毎号必ず付録付きだが、例年通して人気なのは、毎年4月号に付いてくる『ドラえもん』の時計だという。

 「今年は『ドラえもん ぴっかぴか めざましどけい』と題し、1分、3分、10分ごとに光るタイマー機能を付けました。また『朝だよ! 起きて起きて!!』、『フレーフレー! お・き・て!』といった『ドラえもん』のボイスメッセージもランダムに再生されるため、読者から『かわいい!』と好評でした」(長竹氏)

「デジタルな時代だからこそ、紙メディアの力が見直されている」

 同社では幼児向け雑誌『幼稚園』も発行しているが、同雑誌の場合、企業とコラボレーションした付録が多い。また“親が作り、子どもがサポートする”という場面を想定して、付録を企画しているという。最新の10月号の付録は、「おうちでトミカショップ」。おもちゃ売り場でよく見るタカラトミーの『トミカ』棚を組み立てることができる付録で、ネット上では「毎度毎度すごい」、「各トミカの本物そっくりの箱だわ。それぞれでサイズも違う。感動した」と注目を集めている。

 一方、『小学一年生』では、付録を制作する際のコンセプトは“学び”だと、長竹氏は話す。

「“遊び”から“学び”を得る記事作りを意識しており、付録についても同様です。作る工程も含め、付録で遊びながら、さまざまな学びを得ることができる仕組みを取り入れるよう考慮して企画しています」(長竹氏)
 同社では、創立時の1922年に『小学五年生』と『小学六年生』を創刊。以降、『小学一年生』から『小学四年生』まで相次いで刊行していたが、現在では『小学一年生』のみ発行されている。出版不況が続く中、長竹氏は「デジタルな時代だからこそ、紙メディアの力が見直されている」と意気込む。

「さまざまなメディアデバイスが増え、紙メディアの需要は縮小傾向にあると言われていますが、ここ数年、児童書の売り上げはアップしています。デジタルな時代だからこそ、子どもの想像力を喚起するツールとして、本、紙というメディアの力が改めて見直されている証拠です。2020年より、小学校の『学習指導要領』も大きく変わります。子どもが自主的に考え、論理的に思考し行動する『アクティブラーニング』に重点が置かれていきます。そのような状況下、子どもの知育という分野において“本”、“紙の付録”のニーズは、改めて注目を集めていくはずです」(長竹氏)
 2020年には、創刊から95周年を迎える『小学一年生』。100周年に向け、長竹氏は「子どもたちの未来を創るサポートができるよう、今後も児童学習雑誌として優良なコンテンツをリリースしていきます。創刊100周年に向けても、雑誌を基軸として、デジタル、リアル問わず、“小学館の児童学習ブランド”による立体的な展開も取り組んでいきたいと思っています」と語っている。

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