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13年ぶり月9主演の上野樹里、「誰かがいるからできる」結婚がもたらした演技のリアリティ

上野樹里

“天才”と言われるも、「自分の力というよりも、ドラマは“総合力”」

――これまでも“天才”と言われることが多かった上野さん。そんな普段の生活の影響からか、最近の作品を拝見していると、演技により深みが増しているように思います。

上野樹里 演技を評価していただくことはありがたいです。でも、ドラマは“総合力”です。今作では、津波の後にお父さんに再会して抱きつくシーンがあったんですが、ドライ(カメラを組む前の段取りのリハーサル)で時任さんに触れた瞬間に、安堵感で涙がボロボロ出ちゃって。二回目も同じだったので、逆に本番ではそれを超えられないんじゃないかと不安でしたが、すべて嘘がないお芝居ができました。それはやっぱり、監督やスタッフ、時任さんからにじみ出る優しさや安心感のおかげだと思うんです。自分の力というよりも、そこにいらっしゃる方々すべてのエネルギーや使命感、いろんなものの力があったからだと思います。

――すべてはその場の力。

上野樹里 はい。私の夫も歌を歌っていますが、年齢の変化で声の調子も変わってきたりします。でもステージに立つと、不思議と声が出ると言うんですね。それと同じなのかもしれない。私のお芝居が評価していただけているとしたら、誰かの伝えたい想いを素直に発信しているからかもしれません。それがとても楽しい作業だとも思います。

――なるほど。では、今後はどのような女優になっていきたいでしょうか。

上野樹里 法医学者も俳優も、特殊な仕事だからこそ、普通の人間の感覚や生活を大切にしている姿も届けたいと思います。自己犠牲の精神は自分も周りもつらいですし、より良い新しい環境づくりをしていくためにも、茶子先生(山口智子演じる、法医学教室の主任教授)のセリフにあるように「仕事をする時は仕事する、休むときは休む」ことがドラマで自然に描かれてゆくと思います。やっぱり、生きて積み重ねた時間は、隠しきれずにじみ出るものだと思うから。いつかそれがどんどん良い味わいになっていくように、常にいま感じていることに正直に、そして楽しんで、生きていければいいなと思います。

(写真:草刈雅之 文:衣輪晋一)

ドラマ『監察医 朝顔』

7月8日(月)スタート
毎週月曜 後9:00〜 フジテレビ
【公式HP】(外部サイト)

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