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『ぎぼむす』第9話、今期連ドラ満足度最高値 平均では『グッド・ドクター』1位

 オリコンが発行する週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が発表している連続ドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の7月期の結果が出揃った。先週最終回を迎え、今期連ドラ最高視聴率19.2%で有終の美を飾っていた『ぎぼむす』こと『義母と娘のブルース』(TBS系)の第9話が、今期連ドラ最高値(96Pt)となった。一方、全話平均値では『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の88.8Ptが最高となった。

後半高ポイントをキープしてフィニッシュした『ぎぼむす』

 今期連ドラのなかでも毎週放送のたびに大きな話題をさらっていた『ぎぼむす』。第5話以降で右肩上がりに視聴率を伸ばすとともに、満足度も90Pt代を推移。とくに後半の佐藤健演じる麦田が亜希子(綾瀬はるか)に想いを寄せるストーリー展開を迎えてからは、第8話で94Pt、第9話で96Pt、第10話で95Ptと高ポイントをキープしてフィニッシュ。全話平均では、87.4Ptとなった。

 最終話でのクライマックスとなったのは、お互いのことを思いやるばかりにその真意に気づけずぶつかってしまった親子2人が、心の内を告白するシーン。ユーザーからは「毎週泣きながら観ていたが、最終回の2人の愛に涙が止まらなかった」(女性50代/埼玉)「義母と娘の10年間に感極まってしまい、涙腺が崩壊してしまった」(女性10代/福島)と多くの共感の声が寄せられた。

 10年間をともに過ごしてきたことを自分のエゴという亜希子に対して、それを“母親の愛”と答えたみゆきの言葉からは、家族と一緒に過ごすのが当たり前になっている多くの視聴者が、日常の身の回りの愛に気付かされ、思わず涙が止まらなくなったようだ。そして、ラストに対しては、「スカッとした終わり方だった。最後まで観ていてよかった」(女性40代/群馬)との評価が集まり、最終回の高ポイントにつながった

全話平均TOP3は『グッド・ドクター』『dele』『ぎぼむす』

●『グッド・ドクター』のドラマバリュー推移

『グッド・ドクター』のドラマバリュー推移

『グッド・ドクター』のドラマバリュー推移

●『dele』のドラマバリュー推移

『dele』のドラマバリュー推移

『dele』のドラマバリュー推移

 全話平均のTOP3は、『グッド・ドクター』が88.8Pt、『dele』(テレビ朝日系)が87.6Pt『ぎぼむす』が87.4Ptとなった。『グッド・ドクター』は初回から83Ptを獲得し、上下動はありながら第4話以降は90Pt台をキープ。『dele』も初回84Ptと高い数値でスタートし、その後は90Pt前後を推移。平均してそれぞれ88Pt前後と高い数値を記録した。

 一方、後半の視聴率と話題性の高さでは群を抜いていた『ぎぼむす』だが、第1話の67Pt、第2話の69Ptと2回の60Pt台が響き、平均ではわずかに2作におよばなかった。ただ、高水準で拮抗した3作は、どの作品もそれぞれのおもしろさがあり、多くのユーザーがどの作品も存分に楽しめていたようだ。

 それぞれまったくタイプの異なるストーリー、キャラクターで今期のドラマシーンを大いに盛り上げてくれた3作。次期もこうしたクオリティの高いドラマが登場することを期待したい。

提供元: コンフィデンス

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