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ORICON NEWS
「笑っていいとも!」は僕にとっての学校でした、フジテレビ・木月洋介氏
2018年10月取材・掲載記事の再掲載
変革期を迎えているエンターテインメント業界。テレビ最盛期やミリオンヒットが続出した時代に青春を過ごした30代は今まさに、その最前線で活躍している。彼らは今何を考えているのか、どう時代の変化に立ち向かっているのか。リレー形式でインタビューする本企画は、エンタメ業界で働く大手事務所マネージャーが同世代で活躍するキーマンに話を聞き、それぞれの背景や想いに迫っている。今回は、株式会社フジテレビジョン 演出/プロデューサー『木月洋介』氏。32年間続いた『笑っていいとも!』のグランドフィナーレで「総合演出」を担当。現在、6つの番組の演出/チーフプロデューサーを兼任し、フジテレビのバラエティ番組を引っ張る存在に。今、大きな改革期を迎えている『フジテレビ』。その中心人物である『木月洋介』氏に迫った。
【企画・取材・文=山本圭介(SunMusic)/撮影=村上順一(MusicVoice)】】
『笑っていいともは、僕の学校でした』
2004年 フジテレビに入社後は「バラエティ制作センター」に配属となり、『FNS 27時間テレビ』『笑っていいとも!』『ココリコミラクルタイプ』『ピカルの定理』などをAD、ディレクターとして経験。
現在は、『久保みねヒャダこじらせナイト』『痛快TV スカッとジャパン』『今夜はナゾトレ』『ネタパレ』『キスマイBUSAIKU!?』『99人の壁』を担当。番組によって、演出やCP(チーフプロデューサー)などの役割も異なり、年末の大型特番も数多く担当している。
『笑っていいとも!』の曜日担当ディレクターを5年間経験し、34歳の時に、『笑っていいともグランドフィナーレ』の総合演出を任された。
大きなプレッシャーの中、グランドフィナーレは「歴史的な生放送」になった。
「最後の放送を『総集編』にだけはしたくなかったんです」
「僕にとって『笑っていいとも!』は、まさに『学校』でした」
今、フジテレビを背負う若き演出家『木月洋介』氏の歩んできた道とは――。