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元『テラハ』アイドルが語る整形依存の過去、「美人であるだけでどれほど幸せか」

気になるところは無限で目指すとキリがない「私もそれで一時期は整形依存に…」

――SNSや握手会などファンの方との交流の中で、整形を考える人からの相談はありますか?
ちゃんもも◎ 未成年の子からは、親に反対されているという相談が多いです。若いうちは親の許可がいるので、やっぱり18才までは我慢して、それから考えたらとアドバイスをしています。でも、最近は理解を示してくれる親御さんも多い印象ですね。子どもには幸せになってほしいっていう気持ちが強いんだと思います。

――他にはどんな相談が多いですか?
ちゃんもも◎ 悩んでいるけど整形する勇気がないという相談も多いです。でも私はそれって、自分の気持ちの強さだと思っていて。整形しないで生きていくことと、する恐怖を天秤にかけて考えてみたらいいんじゃないかなと。自分が変わらないことの恐怖の方が大きかったらやったほうがいいし、リスクを考えて他の人生を歩むのも全然いいと思う。

――やはり、リスクも大きいのでしょうか?
ちゃんもも◎ リスクは必ずあるし、特に切る系の手術は元に戻れないので後悔しないようにきちんと症例を調べて考えたほうがいいと思います。あとは、病院の先生とのカウンセリングもすごく大事ですね。先生の好みの顔になっても意味がないし、かといって自分の感覚がおかしくなっていてやりすぎちゃうのもよくないので、信頼して話し合える先生の所に行くのが大事だと思います。

――ちゃんもも◎さんは、最初からそういう病院や先生に出会えたんですか?
ちゃんもも◎ そうですね、私は最初からずっと同じ先生にやっていただいています。一時期、かわいくなることより、元の顔じゃなくなることに意識が向いていたことがあって。鼻にヒアルロン酸を打ちまくっていたら、おでこと鼻が同じ高さでアバター(映画『アバター』のキャラクター)のようになってしまったことがあったんです。気になるところって無限にあるから上を目指すとキリがないし、私もそれで一時期は整形依存になってしまって。でも、先生が「もうこれ以上はダメだよ」って止めてくれたからこそやめることができました。

――そうやって数多く経験してきたかと思いますが、今までで一番つらかった施術はありますか?
ちゃんもも◎ ほっぺたの脂肪溶解注射は、人生で一番痛かったです。終わったあとも顔が何倍にも腫れたし、脂肪を溶かすための薬剤が入ってるのでほっぺたが水風船みたいにボヨンボヨンになるんです。吸収されるまでに3〜4日かかるので鏡を見るたびにつらかったし、痛すぎてもう2度とやらないと思いました。あと、目頭切開も神経が集中してるところなので麻酔をしていても痛くて。施術中は心臓がバクバクして泣いちゃうぐらい怖かったです。

褒められても「かわいくなかったらひどく扱われてたのかな?」って疑問に思う

――そんな思いをしても、整形したことに後悔はないですか?
ちゃんもも◎ ないですね。整形という道を奪われていたら今の私はここにいないし、自殺していたと思います。私にとっては、生きる手段だった。「そんな考え方あるのかよ」って思われるかもしれないけど、本人にとっては想像を絶する世界なんですよね。世の中ってやっぱり、絶対的に顔で判断される瞬間がいっぱいあると思うんです。例えば、テレビを観たら女芸人さんがモデルさんと容姿で比較されて、おじさんの司会者にいじられてるとか…そういう構図が完成しちゃってるから。

――もう価値観が出来上がっていますよね。
ちゃんもも◎ はい。普段の生活でも、間違いをしちゃったときに「お姉ちゃんはかわいいからいいよ」ってリップサービスがあったりすると「じゃあかわいくなかったらひどく扱われてたのかな?」って疑問に思うこともあります。そうやって、ほめられても傷つく瞬間がたくさんあるんです。だから美人であるだけでどれほど幸せかって思うし、「顔は生まれ持ったものだから仕方がない」と思うのは無理ですね。

――…整形をした今、幸せですか?
ちゃんもも◎ もちろん幸せです。でも、アイドルをしていると周りにかわいい人がたくさんいるから、まだ自分に自信を持ちきれない部分もあって。一生に一度でいいから、自分の顔を好きって思ったり、人と同じくらいかわいいって思いたい。人から思われることはどうでもよくて、自分がそう思いたいんです。私の努力で最大限かわいくなれば、「自分の好きな顔だからいい」って初めて心から幸せを感じると思います。

――現在、アイドルや作家など多岐にわたり活動されていますが、今後はどうしていきたいですか?
ちゃんもも◎ 悩まないで生きていくことはできないけど、納得することはできるから、それにつながる発信をしていけたらと思っています。アイドルとして成功することもそうだし、自分で立ち上げた下着のブランドも続けていきたいです。女の子が自分をかわいいと思えるための発信を、自分なりのやり方でアプローチしていけたら。そして一番は、同じように悩んでいる子たちの気持ちに親身になって生きていきたいと思っています。

(撮り下ろし写真:逢坂聡)

Information

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