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元KARA・ニコルが語る10年、グループ時代は「忙しくて年月を感じる余裕がなかった」
人生は一度きり、一日一日を最後だと思って、後悔のないように過ごす
ニコル 自由に食べられること(笑)。韓国では、食事とか決まった生活を送っていたんですけど、飛行機に乗った瞬間から食べたいものを自由に選んでいました。でも、今回は『関西コレクション』があったので、ずっと食べたいものもお酒も我慢していました。
――まさにストイックな生活があってこそだと思いますが、最近、韓国では美容系の番組のMCをされるなど、アーティストとしてのみならず、ニコルさんの美容法にも注目されています。ズバリ、ニコルさんの美の秘訣とは何ですか?
ニコル 運動とちゃんと食べることですね。起きてすぐ水分を摂って、そのあとバナナを食べて、サプリメント(ビタミン、オメガ、ミルクシスルなど……)を摂取するのが私の朝の習慣です。本当は運動を辞めたいんですけど、いつ辞めれるのかな〜と思いながら(苦笑)、仕事があるときは週5、仕事がないときは週4ペース(各1時間)で10年以上続けてますね。あとは、大きな犬を飼っているので、散歩をしながら有酸素をしたり、犬といるときは、全部犬に合わせます(笑)。
ニコル 人生は一度きりなので、一日一日を最後だと思って、後悔のないように過ごすようにしています。できれば、怒りたくないし、イライラしたくないし、何事も楽しみながらやったほうがいいじゃないって思うんです。例えば、雨の日に外にでるのが嫌だなって思うんじゃなく、今日は雨の日だから、一日家で映画を見たり、ゆっくり過ごせるじゃんって、違う楽しみを見つけるようにしています。あっでも、怒るときはちゃんと怒りますけどね(笑)。自分の中に溜めてしまうのがよくないことだから。
――それがストレスにつながりますからね。
ニコル 相手からごめんなさいって気持ちが伝わったら、オッケー、わかった! 終わりって。あとに引きずらないようにしていますね。
――ストレスを溜めないことが大事であると。また、ニコルさんは、アメリカから韓国へ、韓国から日本へ…様々な文化の中で活動してきましたが、国をまたいだ活動は、ニコルさんにとってどのような強みになっていますか?
ニコル 20代になる前に、アメリカ、韓国、日本の文化を経験できたことで、挨拶とかマナーとか、いろんな国のものがミックスされているので、ほかの国の人たちにフラットな性格だねって言われます。でも、もっといろんな文化を経験して、もっとほかの人を思いやったり、理解できる心を持てるような人になりたいです。
後輩たちの見本になれるよう、何事も覚悟を持って臨んでいきたい
ニコル もちろん日本で新曲を出したいですし、本格的にアーティスト活動もしていきたいと思っているんですけど、きっとファンの人が望む私と私がやりたいことが少し違うんじゃないかと思うんです。
――違うというのは?
ニコル ファンのみなさんはダンスナンバーを聞きたいと思うんですけど、私の中でミディアムテンポの楽曲とかバラードに挑戦したいという思いもあって。「えっ何で?」って戸惑う方もいるかもしれないんですけど、いろんな私、新たなスタイルをみなさんにお見せしたいなって。
――いい意味でファンの方達の期待を裏切っていくと。ご自身が描く未来像、どんな存在になっていきたいですか?
ニコル ずっと楽しみながら仕事をしていきたいですし、後輩たちに頼られるような先輩、相談されたり、ちゃんと注意ができるような先輩になっていきたいです。そのためにも、私がちゃんと見本となれるような存在にならないといけないなって思いますし、何事も覚悟を持って臨んでいきたいと思います。
(インタビュー・文/星野彩乃、写真/逢坂聡)