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まるで女のコミケ?チョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に女性が熱狂する理由
入場料を払って来場、お目当てチョコ購入に興奮
サロン・デュ・ショコラ東京は2015年から会場を外部施設に移動することで、百貨店の物販催事の域を超えたイベントに発展(2019年は新宿NSビルにて1月23日(水)〜29日(火)の7日間開催)。今では展示販売のブランド数は約100あり、一般で600円という入場券制度を取り入れて、来場者がゆっくり楽しめるように工夫をしている。主催者側・ファンともども支持されているようだ。
有名ショコラティエには、熱狂ファンも…彼らの写真掲載カタログも人気
そして毎年、同イベントで一番人気となるのが「セレクションボックス」。「最近は来場者のチョコレートの習熟度が上がり、ご自分の物差しで商品を選ぶ傾向が高まっていることで、一時に比べて人気の集中は薄まっています。それでも、さまざまなトップショコラティエが作り出すボンボンショコラを楽しめるボックスはこれ以外にありませんので、人気は継続しています。作れる数に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください」(前出・担当者)という。
半年かけて情報収集“チョコ貯金”する参加者も SNSでの拡散もポイント
そんな彼女をはじめとするファンたちは、先述の「カタログ」をいわゆるコミケの「薄い本」(=同人誌)に倣って、業界用語風に「きれいな本」と呼ぶ人も。「カタログデザインの洗練された感じ、細部まで作り込まれた点に魅力を感じます。特に、他のチョコレートの冊子に比べるとシンプルな美しさがあり、食べ終わるとなくなってしまうチョコの現物以上に、『目で楽しみたい』という想いに応えてくれるのです」(前出・女性ファン)ということらしい。
また、「地方の巡回展で買える商品や、ここでしか買えない商品をネットやSNSなどでリサーチしたり、仲間同士で協力し合ったりもします。チョコレートを見る用のInstagramアカウントを作ったり、Twitterも人気ですね」(前出・女性ファン)というように、サロン・デュ・ショコラのファンたちの情報収集活動や、横のつながりの拡がり方はもはやコミケ並みなのである。バレンタインのような贈呈用ではなく、自分のための究極のご褒美チョコに出会えるイベントとして今後もさらに盛り上がりを見せそうだ。