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(更新: ORICON NEWS

「あげみざわ」どう生まれた? 2018年のトレンドワードメイカー・kemio「言葉は感覚で降りてくる」

「離れていても家族とは毎日電話」大反対だった祖父母も今では応援してくれるように

――クリエイターとしてkemioさんが動画を作る上で一番大切にしていることは?
kemio喋ることが好きなので、テンポ良く効果音を入れたり、自分でも見ていて楽しいものになればいいなと思っています。特にこうしなきゃ、ああしなきゃと考えないので、計画性がないのは直さなきゃいけないところなんですけど。当日起きて「今日これやりたい」って思ったことを、その日に撮って、その日に編集して、その日の夜に上げるっていう感じです。これはVineのときから変わっていないです。だから他のYouTuberさんがネタ会議されているってお話をよく聞きますが、僕には絶対できない。

――kemioさんのおしゃべりもそうだし、編集もとても独特ですよね。
kemio自分でも編集していてしゃべりまくっているって思うので、切れなくて苦労しますね。あと友達とやっているときはNGワード連発しちゃったりしているので、「これ使えなーい」って映像ばっかりだったり(笑)。以前は生配信のツイキャスもやっていたので、30分とか1時間とかひたすら喋り倒すのは全然苦痛じゃないんです。強いて言うなら編集がだるいなって思います(笑)。コンピュータがめちゃめちゃ弱くて、難しいなと。でもそれがなかったら1時間でもそれ以上でも、長編上げてほしいっていわれたら全然やりますよ!

――YouTubeの登録者数も100万人を軽く上回るほどのご活躍ですが、海外に行かれたことなどを含めてご家族はどのように思っていらっしゃるのでしょうか?
kemio直接聞いたことはないですけど、ほぼ毎日電話はするようにしていて、「頑張ってるね」とは言ってくれますね。Vineを始めたときは「みっともない」って大反対されていたので。当時は自分たちの目の届かないところでやっていることが不安だったのかもしれないですね。テレビなど見えるところで活動するようになってからは「ちゃんとやってるんだ」って言ってくれるようになって、嬉しかったですね。今は離れて生活していますど、洗濯やご飯など自分でやるようなって、本当に情けないんですけど家族のありがたみが身にしみました。

着地点は現在模索中、日記のように動画を通して自分の近況を伝えていきたい

――2018年は「どこまで行っても渋谷は日本の東京」や「あげみざわ」、「ないたー」など数々の流行語を生み出されたことも印象的です。そういった「けみお語」はどのようにして生まれるのでしょうか?
kemioTwitterとかでも「新しい用語作って」ってリクエストされるんですけど、流行を生み出しているという感覚はなくて、頭に浮かんだことを動画の中で適当に口に出して言っているだけなんです。友達との会話の中で生まれたこととか。「あげみざわ」は友達とロンドンに行ったときにその旅の中で「みー」というのがすごく流行って。「ロンドンみー」とか。その延長線上で動画の中で使ったら、反応してくれる方がすごく多くて驚きましたね。ノートとかにいっぱい言葉を書いて、これは語呂が良いから…とかはやったことないです。っていうかできないと思います(笑)。

――今後の目標は?
kemio僕もじつは今考えていて。やりたいことはエンターテイメントの世界でのお仕事なんですけど、それが最終的にどういうかたちになるのかっていうのは探している最中です。ざっくりあるのは、アメリカでエンターテイメントのお仕事をしたいっていうこと。そのために今英語の勉強をしたり、向こうで生活をしたり。それをYouTubeに日記をつける感覚で出している感じですね。それは続けたいし、自分のかたちで自分なりに伝えていこうと思っています。

――ファンの方との交流も大切にされていらっしゃいるkemioさんですが、ファンの方はどのような存在ですか?
kemioいつも温かいメッセージをいただけて超嬉しいんですけど、みなさんが私に自信をつけてくれた部分もいっぱいあるので、「感謝」って感じです。

――改めてファンのみなさんへメッセージを。
kemioえー、「元気ですかーみなさーん! 風邪ひかないで頑張ってね! インフルエンザとかも流行っているみたいなので、予防接種でも適当に打って生き抜きましょう。また動画で会う日まで、さようなら〜」あれ? ちゃんとしたやついいますよね、普通(笑)。「これからも頑張るので、見ていてください」これも付け足しておいてください(笑)。

(文:齋藤倫子、撮影:田中達晃/Pash)

公式MV「どこまでいっても渋谷は日本の東京」

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