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芸能生活20周年、須賀健太が経験した浮き沈み 「子役あるある」の挫折とは?

「いまの子役はお行儀がいい」、芝居では対等に向き合う

 現在放送中の『江戸前の旬』では、須賀演じる旬の前に、毎回様々なゲストが登場する。ホスト役として、ゲストの感情の動きや機微をしっかり受け止める芝居は、非常にやりがいのある立ち位置のようで「とても新鮮な経験をさせてもらっています」と目を輝かせる。

 また、本作では、田中幸太朗演じる兄の息子が登場する。旬とは甥っ子という間柄になるが、子役と芝居をする場面もある。

 「僕らの時代とは違い、いまの子役さんはみんな本当にお行儀が良くて、すごく訓練されていますよね。僕なんて現場抜け出して遊びにいったりしていましたから(笑)。でも、僕は高校生ぐらいまで『子役』とか『子役上がり』と呼ばれるのがすごく嫌だったので、お芝居で接するときは、子役ではなく俳優さんとして対峙しています。もちろんカットがかかれば子どもなので、可愛がっていますが、お芝居に入れば対等です」。

 さらに、子役を取り巻く環境も、いまと昔では大きく変わっているという。「僕らのころは、少し扱いが雑だったかも(笑)。そういう最後の世代だと思います。(鈴木)福くんや(加藤)清史郎くんとかは、また見え方も違っていると思いますよ」と苦笑いを浮かべていた。
 様々なことがあった20年。最近では、現場でも年下が増え「健太」と呼ばれることも少なくなった。それでも『人にやさしく』で共演した香取や加藤と会うと、「いまでも“お父さん”的な目線で、優しく見守ってくれているような気がする」という。人との出会いには恵まれた20年だった。

 今後の目標については、「自分自身でもどんな未来が待っているのか想像できない」と明確には言及しなかったが、ライフワークとなっている舞台は続けていきたいと語気を強める。

 「舞台を続けてこられて、俳優としての間口が広がっていったので、これからも出会いを大切に、どんなジャンルでもしっかりと適切な表現ができる俳優になっていきたいです」。

(写真:田中達晃/Pash 文:磯部正和)

★須賀健太、厄年も「役者は厄を払わない」寿司職人役でマグロ握る

ドラマ『江戸前の旬』

銀座「柳寿司」の三男坊で、根っからの寿司好き柳葉旬(須賀健太)は、江戸前の老舗「柳寿司」三代目を目指し修業中の身。父・鱒之介(渡辺裕之)の厳しくも愛情あふれる指導の下、タネのひとつひとつに職人の仕事が施された寿司を求めやってくる客の応援に励まされ日々奮闘している。伝統に支えられた職人技、四季折々の旬の魚や食材、寿司を取り巻く人々の人情味溢れるエピソードを情感豊かに描く。

BSテレ東 毎週土曜 深夜0時〜
テレビ大阪 毎週土曜 深夜0:56〜
11月3日放送 第4貫『接待の心 アワビとウニ』

出演:須賀健太 渡辺裕之 佐藤玲 田中幸太朗 田辺桃子 赤塚真人
(C)『江戸前の旬』製作委員会2018
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